日本には武豊がいるのだ

今日は昼の三時ごろ起きた。十五時間くらい眠っていたようだ。日本の阪神なんちゃらは馬連ボックス6点で獲った。問題は香港だ。香港はどうなっている。おれはネットで香港スプリントを見た。香港ワンツースリーだった。レベルが高い。これはもう、残り二つで複勝圏一頭でもいたら御の字ではないか、などと思う。思っていたら。

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母系メジロメジロメジロメジロメジロモーリスが、いやモーリスが力でねじ伏せて完勝してもうた。みごとなものだった。パチパチパチ。

それでもって、香港カップである。これも複勝圏に一頭入ればとか思っていたら、これである。

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エイシンヒカリの逃げ切りときたもんである。おまけにヌーヴォレコルトが二着に入っている。香港に競馬観戦などという金持ちの日本人はさらに金を増やしたことだろう。

それにしても、だ。なぜかわからんがおれには「日本には武豊がいるんだぜ」という気になった。勝ったエイシンヒカリも見事だが、緻密なラップを刻んで逃げ切ったその鞍上を褒め称え得るべし、だ。いまさらながらの武豊礼賛、それでもやっぱり武豊礼賛である。おれはべつに武豊びいきというわけじゃあないけれど、そう思ってしまったのである。

誰に対して? といえば香港の馬券野郎どもに対して、だろうか。もう、このあたり、一度も日本から出たこともなければ、生涯日本から出ることもないであろうおれが言うのだから妄言もいいところかもしらんが、地元香港アジアン騎手ってどうなんよ? という。こっちは、そりゃムーアとかデムーロとか乗せてるけど、武豊いるもんねー、やーいやーい、という幼稚な優越感である。いや、香港といえば福永だろうとかあるかもしらんが、まあいい。

でもって、国際競馬なんぞにもまるで疎いのでわからんが、これからの香港競馬はどうなっていくのか、とか。いや、香港競馬は香港競馬で日本より格上かもしらんが、「中国としての香港競馬」、あるいは「中国競馬」そのもの。ようわからんが、外国産のセン馬ばかりで生産や血統というものがあまり存在しないようで、なおかつ鞍上がオーストラリアとかそのあたりの騎手で、それでいくのかい? 

……て、余計なお世話といえばそれまでである。とはいえ、中国のどっかあるいはモンゴルあたり(モンゴリアンサタデー!……はべつにモンゴル産じゃないけど)の広大な大地から馬産が広がり、人も育ち……となったら、日本競馬なんてもんはスパッと差し切られちゃうんじゃないのか。ようわからんが、それはそれで楽しいかもしらん。こっちだってメアジードーツの屈辱からやってんだ、簡単に抜かせないぜ、とか。

とか言ってたら、おれが(とくに意味もなく)贔屓にしているメキシコサッカーが中国サッカーに破れていた。となると、いずれは中国本土人たちに競馬というものが与えられ、のめり込んで行ったら、あっという間かもしれねえなあとか思うのであるが、さて。