石黒正数はいま日本で一番おもしろい漫画家よな

……って、すみません。言い過ぎです。なにせおれは購読している漫画雑誌もなければ、単行本をたくさん買っているわけでもないからです。そもそも、石黒正数だって『それでも町は廻っている』のアニメが先で知った部類の人間です。ああ、だから、石を投げないで。

でも、だ。たとえば「石黒正数は現役漫画家で五本の指に入るよな」とか、「いま読んでおくべき漫画家を十人あげろと言われたら、そのなかに入れる人も少なくないのではないか」とか……まあ、なんというか、おもしれえよなって言いたいだけです。はい、べつになんか比較する必要とかないですよね。

というわけで、『天国大魔境』の3巻と『木曜日のフルット』の8巻を買いました、読みました、という話です。

それで、感想ですか? 必要ですか? いや、「おもしれえなぁ」と思って読むばかりですよ。『天国大魔境』の方は、なんか『AKIRA』感が増したかな? という感じ。あと、なんか違ったらあれだけど、お色気や性描写について新境地をちょっぴり開いているかな、というような。でも、なんかどっか、やっぱり藤子不二雄感もあって、ギャグも冴えてるし、安定の面白さですよ。ともかく、まだ3巻、「読んでないな」って人がいたら、まあ全巻一気に買ってもいいですよ。おもしろいですよ。いいSFですよ。

そして、また、『木曜日のフルット』というおもしろい漫画がありまして、これはまあ、また石黒正数の面白みが凝縮されたような愛すべき作品でありまして、これも説明不要なんで全巻買え。

あと、フルットのぬいぐるみが限定発売中なので、おれはもう申し込んだ。君たちも好きにしたまえ。

「木曜日のフルット」フルットぬいぐるみ - 秋田書店オンラインストア

以上。

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天国大魔境(2) (アフタヌーンKC)

天国大魔境(2) (アフタヌーンKC)