このごろは猫も杓子もブログ、ブログと、ブログが隆盛の極みにあり、ブログでナウなヤングのユビキタス・コンピューティングにトラック・バックだ、などと頭がよぎらぬでもないが、複雑怪奇な最新科学の仕組みもサッパリ理解できず、何より匿名でない事に怖じ気づいてしまい、やはりこういったサイトが一番だよというところが結論となるのだが、一世を風靡したスレッド式掲示板といい、外見がごちゃごちゃと醜悪なブログといい、どうして自分の好みに合わないものばかり流行るのかどうにも腑に落ちず、もう一度アングラ私書箱に人が来たりしないものだろうかと、思わず年寄りの愚痴がこぼれてしまう夏の昼下がりである。