新選組!の感想

 藤堂平助新選組から別れていく話。やっぱり沖田総司役の藤原竜也がいい。そして、伊東甲子太郎の役者もハマり役だ。頭脳明晰で剣の腕も立ち、役者のような美男として伝えられるが、まさにそんな感じ。そして、新選組と相対することになる人間としての、敵役としてのうさんくささというか、ちょっと何かって感じが醸し出されてる。敵役と言っても悪役じゃないけどね。新選組が後世に人気する理由の一つは、いざお家(幕府)の大事となって、最後まで戦い抜いたのが旗本八万旗じゃなくて、武州あたりから出てきた百姓みたいな連中だったって点だろう。その愚直さ、すなわち「誠」一文字。そこに伊東みたいなインテリは似合わないのだ。多分。
 ところで、うさんくさいインテリ役といえば、武田観柳斎八嶋智人)につきるな。これはもうナイスすぎる配役。来週は活躍(?)するらしいので、期待だ。