菊花賞について

 自分は長い距離の競走が好きだ。あっと言う間の興奮も捨てがたいが、じりじりと味わう興奮にはかなわない。さて、今年の菊花賞。もちろん注目はコスモバルクだろう。能力において疑うべきものはない。問題は距離適性。そこで、マイネル軍団はコスモステージを出してきた。ここ三走の位置取りも、すべて1が並ぶ逃げ馬だ。これで、スローからの暴走・自滅はありえないだろう。だがしかし、バルクはそれで落ち着けるのだろうか。むしろ、追いかけてしまう可能性すらある。いくら五十嵐が抑えても、抑えること自体が致命的。そこで、自分はバルクを本命にはしない。
 では、何が勝つのか。スローにはならなそうだ。スローからのヨーイドン競馬ならサンデーサイレンス産駒を狙うところだが、そうはいかない。長距離で速いペースから持久力勝負になったら分が悪いのだ。そこで狙いたいのはサッカーボーイ産駒。ここぞサンデー殺し男の花舞台である。 
 …って、サッカーの子がいないのか。しかも、最近競馬に疎くて、他の種馬の傾向なんぞ知らん。それでも、後ろから行きそうなスタミナ有りそうな馬となると…、オペラシチーホオキパウェーブシルクディレクター、ってとこか。少し頼りない面子だな。あと、サンデーだけどハーツクライなんか無視できないな。前走のだらしなさが逆に魅力だ。それにモエレエルコンドルはどうしよう。基本的に連闘明けの馬は消し、だけどな。ちょっと贔屓にしている以上ちょっと買いたくなるというのが人情というもの。面倒だから、この五頭の三連複ボックスでも買おうか。レースの距離の関わらず、悩みはいつでも長距離戦だ。