コスモバルク、健在

goldhead2006-05-15

今夜シンガポール国際航空カップ(国際G1)に出走したコスモバルクが、直線で抜け出し快勝、皆様も待ちに待ったG?初勝利を「国際G1」で飾る快挙を成し遂げました! 地方所属馬としては史上初の「ダブル快挙」、北海道凱旋が待ち遠しいですね! 現地に飛んだ北海道競馬事務所の広報担当氏によると、道中は五十嵐騎手の手綱で折り合い抜群、手応え十分に直線で2番手から突き抜けたとの事。応援有難うございました!

 ……という興奮さめやらぬ北海道競馬運営改善対策室(http://www.h-keiba.net/)からのメールで、コスモバルクの海外G1勝ちを知った。そうか、勝ったか!
 俺はもとより、人気先行と言われがちになっていたコスモバルクの実力軽視の風潮に納得いかないところがあった(id:goldhead:20051213#p5)ので、この報は嬉しいかぎり。なんてったって、芝2,200mの日本レコード保持者で、三歳時にジャパンカップ二着した馬だ。それがようやく復活しただけの話だ。いや、よく復活してくれた。
 やはりバルクは中距離馬だろう。マイルなどの適性は疑問だし、2,400くらいはこなせる程度の高速中距離馬。それが今回、重めの馬場で結果を出したのだからますますだ。むしろ、天皇賞(春)に出られなかったのが吉と出たか。こうなると楽しみなのは宝塚記念。2,200ならあるいは、ディープインパクトの勝負が楽しみになったと言えるかもしれない。
 が、もちろん、調整は困難だ。ただでさえ海外帰り、果たしてうまく行くだろうか。あえて苦難の道をオーナーが選択したバルク。それゆえの地方馬海外制霸という結果があり、また、本当の活躍の場が与えられなかったという面もある。賛否両論、しかし、岡田総帥が見いださなければ、こうやって表舞台に出てきたかどうかもわからないのも確か。それら全部をひっくるめてのコスモバルクということだ。続くインパーフェクト共々見守っていきたい。