日常の中の優雅さ

 昨夜はスーパーに寄って帰った。葉物野菜が恋しくなって、安売りでもしていないかと思ったのだ。しかし、残念なことにスーパートップ山手店の葉物野菜は高かった。失意の内に、アボカドとレトルト・カレーと納豆をカゴに入れてレジへ。
 そして、そのレジの女の人の手さばきが見事だった。手が流れるように動き、手早く商品を袋に入れると、レシートとサービスシールとお釣りを重ねて渡してくれる。単に手慣れた職業的な速さというのではなく、少し大仰なくらいキレイに手が動くのだ。こんな風に店員の手さばきに感銘を受けるのは、藤沢のオーケービルの一階のパン屋の女性アルバイトの技を見て以来だ。
 そういうのは単に経験を積めば出来ると言うものではなく、商品さばきの天性、あるいはもっと優雅な何かの天性に恵まれているのだろう。そんなふうに思う。