Heaven or Las Vegas /Cocteau Twins

ASIN:B00006L5PM
 最近ポータブルMP3プレイヤーで聴いているのが、コクトーツインズだ。しかも、ほとんど「Heaven or Las Vegas」一曲を繰り返し聴いている。
 このアルバムを手に入れたのは去年の冬で、その頃もよく聴いていた。だから、これは冬のアルバムで、冬の曲という感じがする。そして、その頃の自分の精神状態みたいなものも喚起される。音楽にはそういう効果がある。良くも悪くも。
 コクトーツインズといえば、「アルバムは必ず十曲入り」、そして「歌詞カードはつけない」という決まりがある。ゆえに、歌詞を知りたかったら必死にリスニングするか、ネットに頼らなければならない。もちろん、リスニングなんて無理だからgoogle先生にお願いする。洋楽の歌詞は曲名と「lyric」を入れて検索すれば、すぐ出てくるのだ。
 ところが、ネイティヴにもこの曲、いやコクトーツインズは難儀らしい。おおよそのところで一致しているが、細部で違ったり、あるいは、もう全然違ったりするのも出てくる。こんなことってあるんだろうか? とはいえ、自分が日本の今の曲をリスニングして、正確に書き落とせるかというと、ちょっと難しそうなことに気づく。今の曲どころか、自分が好んで聴く「くるり」あたりでも無理かもしれない。「chara」となったら完全にお手上げだ。なぜみんな東海林太郎みたいにはっきり歌おうと思わないのか。