『アンイージー・リスニング〜アナーキーベスト〜』/チャンバワンバ

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Nothing ever burns by itself
Every fire needs a little bit of help

"Give The Anarchist A Cigarette"

 CHUMBAWAMBAがチュンバワンバなのかチャンバワンバなのかあやふやな俺は彼らのアルバムを二枚持っている。一枚は誰もが一度は聴いたことがあるんじゃないかというくらい流行ったタブサンピングの入ってるやつで、もう一つがこれだ。タブサンピングをはじめその他楽曲のノリの良さやサンプリングの楽しさごった煮感はとても素敵だ。しかしその歌詞を見れば体制や金持ちやファシストどもに糞をぶちまけている感動的なまでの攻撃性。まさにアンイージー・リスニングとはよく言ったものでにわかに英語の意味など取れぬ俺は心地よい音楽とその裏(俺にとっては)にある戦いを感じることができるのだ。ああなんというか実にいいなぁ中古ならいくらか安くなっているのだから更に買い足そうか買うことにしよう。それにしても日本のミュージシャンは直接的に政治的な歌を全然唄わなくて名前の知れたところでは忌野清志郎くらいじゃないのか。俺は歌に政治が必要とは思わないけれど愛だ恋だ青春だ以外にもいろいろ歌の題材になるものもあるのに勿体ないとは思うのだな。