夜歩く写真を撮る


 なにかよさそうに撮れるのではないかと思うものも、いかんともしがたいということもあり。また、これはよいと思った瞬間に写真機を持っていないことなどもあり。

 俺ほどの自信家というものもなかなかいないように思うこともあり。ふつうの人間であれば、将来への備えとして自己研鑚するだの人格形成セミナーに行くだの、あるいは自殺するかというところ、とくに何もしない。

 おまえ、もしかしてまだ、自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?

 まあ、俺くらいの人間が一匹生きていけないくらいだと、いよいよこの国も完全に終わる頃合いだし、海外脱出を考えている人は俺を観察すればよろしい。

 生まれたときからの、そのときどきの生活レベルのようなものは、おおよそ日経平均的ななにかと連動していたような気がしている。日本の浮沈は俺にかかっている。

 水上ジェット戦闘機というのが試作されていたという。ジェット戦闘機で空母への離着艦に問題があったときのこと。

 空母を保有できないというところで、日本で独自に水上ジェット戦闘機が進歩したりすればおもしろかったのに。外洋に出るときは護衛艦が数珠つなぎになった戦闘機をロープで引っ張るんだ。

 日本で暴れてるやつ、中国で暴れてるやつ、本当の敵はべつのところにいるってオルグして、胸糞の悪い金持ちをかたっぱしから吊るすような左翼はいないのか。

「主体が『この世の不幸のもとはユダヤ人だ』と言うとき、ほんとうは『この世の不幸のもとは巨大資本だ』と言いたい」のだ。非対称性は明らかである。…(中略)…明示される「悪い」内容(反ユダヤ主義)が、内在する「よい」内容(階級闘争、搾取への反感)をおおい隠している。

 反ユダヤ主義ファシストのフェティッシュとしての「ユダヤ人」の場合は、解釈によって神秘化を解くことが、はるかにむずかしい(そこから、自らフェティッシュの「意味」の解釈によってフェティシズムの性向が弱められることはないという、臨床研究の知見が裏づけられる。すなわち、フェティシストはフェティッシュに満足をおぼえ、それを排除する必要を感じない)。


 って、ジジェクが言ってた。

 スーパーの惣菜のパック入り焼き魚というのはあまり美味そうに見えないので買ったことがなかったが、案外いけるようだ。部屋で焼き魚というのは面倒なので、たまに買うようになるかもしれない。