夜のフロッグ

 暗い夜道の地面、うっすらとでかい牛のクソみたいな輪郭、剥がれたコンクリートかなにかと思い、目を凝らすと少し動いて、ハッと一歩さがると、それはびょんっと跳ねた、カエル以外のなにものでもなく、俺は生まれてこのかたこのサイズの自由カエルは見たことがなくあわててiPhoneで撮るが撮ったところで撮れたものでもない。