野口を手に入れた

 昨夜スーパーで一万円札を出したら、お釣りの中に一枚だけ野口英世の新札が混じっていた。新千円札を見るのは一番最後になったが、一番最初に自分のサイフに入ってきた。樋口一葉のは赤味が強いと思ったが、こちらは青みが強い印象。見分けやすいような配慮か。しかし、じっくり眺めていると旧千円札よりもゴージャスって感じだ。ただ、このややリーゼント気味の髮の毛が気になって仕方ない。ここらあたりが偽造防止の肝だったりするのだろうか。
 そしてまた、職場での話題。前回は女性の肖像についてだったが、今回は「動物にしたらどうか」と言う人がいる。曰く「忠犬ハチ公」。それなら競馬ファンとして主張しなくては「シンザンがいいよ」。しかし、その後があまり出てこない。南極の太郎と次郎とか、反省猿の次郎とか。上野動物園のパンダでは、まるで中国のお札だ。やはり紙幣の肖像画は人に限る。
 しかし、競走馬で紙幣を作るとどんな感じだろう。一万円札=シンザン、五千円札=シンボリルドルフ、千円札=ミスターシービー。こんな感じか?しかし、三冠馬でそろえるなら、やはりセントライトナリタブライアンはどうなる、ということになる。どこかにハイセイコーあたりも入れてみたい。牝馬も忘れちゃいけないな。やはりメジロラモーヌ? これは悩みがつきない。万が一の事態にそなえ、JRAには十分な検討を願いたいと思う。