多肉植物を買った

 昨日、港南台のビッグ・サムなるホームセンターで「アルビニカ」と名札の付いた多肉植物を買った。小さな鉢に二つ入っていて三百円。調べてみると、メセン科の仲間(http://plaza.across.or.jp/~harikyu/herb/mesemb.htmlに詳しい)で、他にもいろいろ調べたところリトープス属の仲間で、Lithops lesliei 'Albinica'という園芸品種らしいhttp://www.shiojiri.ne.jp/~yuki/rito/rito.html
 と、ここで職場の本棚にあった『サボテン・多肉植物ポケット事典』(NHK出版)isbn:4140401613多肉植物にマニアがおり、数多くの園芸品種が作出されているとは知っていたが、なるほど奥の深い世界のようだ。残念ながら我が‘アルビニカ’は載っていなかったが、さまざまな品種名が見受けられる。造形や花に特徴の多いものが多く、名前も‘日輪玉’や‘深窓玉’、‘天女影’、‘式典’などそれらしいのが並んでいる(‘魔耶夫人’というのがあるが、‘摩耶夫人’の間違いではなかろうか)。元はといえばアフリカだのどこだのの砂漠にあるような奇怪な植物なのだが、そういう名前と並んでいると何やらオリエンタルな雰囲気もするので不思議なものである。
 ところで、俺はどうも「水をやりすぎて腐らせる」タイプの人間なので、多肉植物を上手く育てられるのかどうか。ケルベラのように熱帯雨林でじゃぶじゃぶ水に浸かってるようなやつはいいが、その点はどうにも不安だ。なんとか水やりを自制して、メセンの‘脱皮’とやらを拝みたいものだ。む、しかし、脱皮・分裂となると鉢が小さい。鹿沼土赤玉土など買わねばならんか。肥料はいるのか?バーミュキュライト?……いかんいかん、ちょっと三百円のを買っただけだ。決して冥府魔道へは陥るまいぞ。