義経の感想

 一番印象に残ったのは、やはり母子の別れのシーン。なんこう、率直に言えば、妙にエロチックだったです。これは滝沢君の色気なのか、稲森いずみの色気なのか。まあ、考えすぎかな。それとは別に、ひとこと言いたいこと。不自然に思わなくなるまで毎週書いてやろうか、中井貴一財前直見をどうにかしてください。何かもう見てらんないです。しかいあれだな、撮影用に鍛えられた馬というやつは大人しいものだ。ちょっと無理があるんじゃないの?という芝居の横でも、平然としている。偉いぞ、馬。
 ……いや、実のところ、それほど興奮してるわけでもないというか、実のところ、それほど見ていなかったというか。ゲームをやりつつ、教育テレビでやってたオタクのビエンナーレ(こう省略するとえらく語弊があるな)とか見てて。その3チャンネル、なんかもう、ナレーションの人が「オタクは」「オタクたちは」という口調が、まるで地球紀行的ドキュメンタリ番組で「バンジャガラ高地のドゴン族は」と言うような感じで、なんとも言えなかった。いやはや。
 えーと、そういうわけで、さっき、上司の人に「義経見ましたか?」と話題を振って、他のシーンを聞き出すことに。すると、「えーと、親子の別れのシーンがあったよね。それと、頼朝と政子が海辺で」「他には?」「弁慶が、門の前で寝てて、義経がこいつは平気だとか言って、横からひゅんって行っちゃうの。で、弁慶がお腹を空かして都に降りちゃう」「はあ」
 というわけで、何やら弁慶のところを見逃しただけで済んだらしい。そもそも、先週「新展開に期待」と徘徊から脚を洗う義経を楽しみにしていたのだ。旅立ちを期待していた回でも、まだ都をウロウロしているのだから、見逃し気味でもオッケー。うじきつよし南原清隆になにか期待するわけではないけれど、来週からの旅立ちに乾杯。