小さいけれどとても難しいこと

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 そんな私たちが救われた思いをしたのが、全てのレースが終了した後に、ハリウッドパークのトラックアナウンサーが発した言葉だった。これを聞けただけで、現地に居られて本当に良かったと思った。
 「今日のレースはこれでおしまいです。池があって、きれいな花たちで飾られ、シーザリオがいたハリウッドパークから、さようなら」。

 かー、いいなぁ、こういう小粋な表現。小粋と言うか粋だね、粋。こちとら道産子の湘南ボーイで現在ハマっ子だけれど、粋には弱いんだよ、粋なのにはね。で、どうもこういう粋なのは、なんかアメリカって感じがするんだよな。例を挙げろと言われると困るが、ベースボールにしたってホースレーシングにしたって、なんかそういう雰囲気あるじゃないですか。いや、例を挙げろと言われると困るが、もちろん日本にだってあるけどね。で、どうもこのところの競馬界隈の表現やらなんやらに粋が足りねぇなと思うんだ。どちらかというと、感動!感動!って感じで、そういうのもいいけれど、そればっかりで押されると、そういうのは粋じゃねえや。いや、何も競馬ばかりじゃねえな、スポーツ全般か。いや、メディア全般、日本全般かもしれねぇ。だから俺がどうするって言われても、困るんだが。