空に太陽があるかぎり

 「とんねるずのみなさんのおかげでした。」は私にとって「食わず嫌い王決定戦」と微妙なモノマネの番組でありまして、他のコーナーのときは全く見ないわけです。が、昨日の「世界お笑い水泳2005」。これは思わず見続けました。なぜって、水着のお姉ちゃんが意味もなく並んでいるからですよ。これはまさに「目の保養」という感覚で、悲しいかな自分も若いお姉ちゃんの水着姿に安らぎを覚える歳になったということなのですね。そう、その水着の中身にしか価値を置かなかったりする時期、純粋なエロを求める時は過ぎてしまった。若い娘さんの癒しと安らぎ、それが夏ですよ。
 しかし私もお笑いの人たちは好きなので、そのあたりも見ましたよ。南海キャンディーズしずちゃんの巨乳は、ビキニで主張した方が良かったんじゃないかね、とか、そういうのではなく、ちゃんとお笑いも見ましたよ。たとえば、ペナルティのワッキー。正直なところ、俺は彼のような肉体芸でくどいタイプは苦手で好きじゃないのです。ただ、25時間テレビの「真夜中の大かま騒ぎ」のコーナーで、自ら死地に赴いて、見事に散っていったあたりに多少好感を持ったのですね。去年の27時間で「ロンブー(というか淳)は対芸人の絡みもオッケーだ」と発見したのと一緒ですね(ロンブーは元から好きでしたが)。それで、ワッキーは昨夜も10m飛び込み台で散ってみせて、まあ役目は果たしたといったところでしょうか。
 しかし、何と言っても昨夜のMVPはスターにしきの、錦野旦に違いありません。いったい何歳になったんでしょう、この人は。ユンカースJu87もかくやという角度での飛び込みに、マティリアルもかくやという脅威の追い込み。ベテラン芸人としての持ち前を発揮でしたね。そして、MVP発表のさい、石橋貴明の「勝ちチーム負けチーム関係なく」という発言に、思わず一歩身を乗り出したのを見逃しませんでしたよ。このハングリー精神は、若い芸人さんにも見習ってもらいたい。そう思いましたね。
 そういえば、大会委員長役は「今夜が山田」さん。たまに色々のお笑い番組で見かけるようになりましたが、なんといっても初出はダウンタウンガキの使い。これって、間接的なダウンタウンとんねるずの共演、などというのは言い過ぎでしょうね。昨夜も同じネタを二回というのを、きっちり的中させていて、こちらもベテランの域かなと思います。ところで、私は「今夜が山田」さんを見るたびに、元広島のエディ・ディアス内野手を思い出すのですよ。彼は今どこで頑張っているのでしょうか。あるいは、ベネズエラの農園に帰ったのかもしれないですが、さらに関係ない話でしたね。