野村謙二郎の引退

http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw200509150048.html

 プロ野球広島東洋カープ野村謙二郎内野手(38)が今季限りで現役を引退することが十四日、明らかになった。引退後は、球団に残らず、野球評論家として活動する予定。

 山本浩二監督の辞任に続き、野村の引退が報道された。こちらはいきなり中国新聞のもので、疑うべくもなかろう。二千本安打達成のころから、半ば予想していたことではあるが、なぜだかちょっと驚いてもいる。そうか、今シーズンで野村が去るか。
 上の記事によれば野球評論家になるという。一方で、二千本達成時の写真をかかげてくれた日刊スポーツでは、以下のような憶測が書かれている。
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-050915-0020.html

引退後の来年は、以前から希望していた指導者修行のため米国に留学する予定だが、来季の組閣次第では入閣の可能性も残される。

 こちらでは、米国修行か、あるいはいきなりの「入閣」(という言葉が「」なしで使われてしまうプロ野球の世界というのも面白いものだ)の可能性があると。うーん、これはどうだろう。やはり中国新聞を信じるべきだろうか。一ファンとしての俺の希望としては1.米国修行 2.評論家 3.入閣、って順番だろうか。
 やはりアメリカ修行。アメリカ側の都合もあろうから難しいところかもしれないが、指導者として一からアメリカにチャレンジする、そんなところを見てみたい。現役で挑戦できなかった大リーグへのチャレンジだ。留学なんてのじゃなくて、武者修行の心意気で、是非。
 あるいは、野球評論家というのも悪くない。とにかく一時は広島東洋カープを離れるべきなのだ。客観的に球団を眺めれば、中にいた野村だけにまたさまざまな部分も見えるかもしれない。もちろん、日本に限らず野球に限らず見聞を広めるのもプラスになるはず。
 で、いきなりのコーチ、監督就任はちょっとやめてほしいと。人心一新という転機に、野村が邪魔というわけではないけれど、今年までチームリーダーだった野村が居ては、新しい指揮官もやりにくいかもしれないし、選手たちも野村の存在に悪い意味で安心してしまいはしないかと、そんな勝手な想像をしてしまうのだ。
 ああ、なんだか野村の業績や思い出に全然触れていないじゃないか。まあいい、そんなことは俺が書かなくても世の中に溢れかえるし、俺はそれを読む。とにかく、赤ヘルは先へ先へ。