ミスターイチロー

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-060123-0001.html

マリナーズイチロー外野手(32)が古巣オリックス宮古島キャンプに参加する。清原和博内野手(38)の誘いに応じたもので、イチローは22日、自主トレを行った神戸市の室内練習場で「前向きに考える」と語った。

 日曜日の日刊スポーツに評論家・佐々木主浩によるイチローのインタビューが載っていた。日刊(朝日系列)が「本紙評論家」言うので、「あれ、佐々木は横浜―TBS―毎日―TBS系列ちゃうんか」と思ったが、その様子はその晩のTBSで放送されていたのだから、何かしらねじれがあるようだ。
 それはそうとイチロー、紙面からも、そして画面からもけっこうなテンション。相手が気心知れた佐々木というのもあるだろうけど、いつものクールさはどこへやらといったところ。かといって、単にふざけているだけでもなく、かなり厳しめの言葉も出てくる。そして、日本球界へ自分が何を還元できるか、と。イチローにこういう面が無いと思っていたわけではないが、何か今までと違うと感じたのも事実。やはりそれは仰木彬監督が亡くなったことがきっかけなのかな、などと勘ぐってみたくもなるが、どうだろう。さらに上の記事にあるように、清原、中村と混沌模樣のオリックスキャンプに参加だものな。
 あと、評論家、解説者佐々木はどうなるのだろう。イチローは「解説者は‘理屈じゃない’ではだめ」と言い、しかし、「解説者が‘ラッキー’と評価するヒットも自分は狙っている」、だから解説者は「最悪(やりたくない)仕事」だとか言っていたが。佐々木はどう見ても理論派じゃない。しかし、たしかに実績はあるのだし、メジャーで成功した男だけに、言えることもあるだろう。しかし「わかんねぇ」で済まされては、「気持ちで打った」ばかり言う解説者以下かもしれない。いや、そっちが新鮮でいいかな。アナウンサーと解説者、予定調和が多すぎて辟易することもある。となると、やはり解説者イチローというこの上なく居心地悪そうな空気の放送も見てみたいものだが、さて……。