「ぷっすま」はたまに見かけたりはするけれど、それほど積極的に見る番組でもないのだけれど、昨日は右折オンリードライブの舞台が湘南だったので、思わずチャンネルを合わせてしまった。
スタートは逗子だった。逗子あたりならば石原良純が地元風吹かせそうな気もする場所じゃないのかな。しかし、こういう車内映像での良純は見覚えがあると思ったけれど、あれは同じスマップでも中居君の黒バラの話で、こっちでは草なぎ君と共演なわけだ。あるいはほったらかしにさせておくに良純は適したキャラクタなのかもしれないとか思ったり。
で、最初の目的地は佐助のあたりだったが、最初は134を通る。あそこらへんの134から一本内に入ったあたりの小道はかなりやっかいなところで、一度肝を冷やしたことがあった。地図を見たら繋がってる道があったので、細い急坂を上っててっぺんに来たら、なんと自分の車が歩行者ガードレールの内側に位置していたのだ。テレビ・ゲームの何らかのエラーで、本当は入って来ちゃいけないところに車体つっこめました、みたいな感じ。後にも先にもあれほど運転をしていて途方に暮れたことはなかった。僕も助手席の人もあまりの自体に写真の一枚も撮れなかった。もう急坂をバックで戻るに戻れず、ゆっくりゆっくりなんとか切れ目から抜け出した。鎌倉市の道路デバッガはちゃんと仕事をしているのかい？
それはそうと、佐助だ。さすがにその現地のことはよく知らないが、道ならわかった。裏駅に行くための法務局のある通りのあたり、多分そうだ。
そして、続く目的地は新江ノ島水族館。これは134に出てしまえば簡単だろうけど、最後右折で入るところが面倒かと思ったが、ゴール地点の施設に入るのは左折でいいらしい。そして、イルカのショー。イルカのスーとミレニー。ミレニーは聞き覚えのある名前だ。僕がイルカのショーを見たとき、一頭だけ意味もなく演台の上に転がっていたイルカだ（id:goldhead:20050702#p1）。まあ、この日はちゃんと出演者の言うことも聞いていて偉かった。しかし、ユースケ・サンタマリアの営業風舞台はちょいすべり気味だったと思う。
この後が一番おどろいた、というか何というか。笛田という地名が出てきた。何かもうローカルなところをぐさっとやられた感じで、思わず手に汗握ってしまうのだから仕方ない。しかも、想定ルートを見れば藤沢駅あたりをぐるりとやるのだからたまらない。しかし、深沢の方へ行くにはそのぐるりが面倒だぞ……、と思ったところでユースケの好ナビゲーション。罰金一万円を払ってあの保険屋の横で左折。これがもう超ファインプレーとしか言いようがない。あれでマンションの間を通って右折、左手にタックルベリーが映ってたけど、あの道を手広の交差点に向かっていけばいいわけだ。あのあたりは完全に僕の原付通勤ルートだったわけで、これはもうユースケは偉い。
そして、湘南モノレールの下をくぐる。あの左側にはレッドバロンがあって、そのちょっと手前に右に入る道があって、その道の住宅街の途中にタバコの自動販売機があって、そこで珍しく売っていたジョーカーを僕は買って吸っていたのだ。もういちどさっきの道に戻って、直進して左手にすみやというレンタルビデオ屋があって、そこがだいたい僕のおおよそのレンタルビデオ人生だったわけだ。いやはや、手に汗握る。しかし、目的地の輸入雑貨屋はどこにあるのかさっぱり検討もつかなかったな。
最後の目的地がローストビーフの鎌倉山。ローストビーフの鎌倉山のローストビーフとなれば鎌倉市民にはおなじみかと思うけれど、それはスーパーなどで名前付きで売られるやつで店の所在地なんてのはよくしらない。そうだ、鎌倉山といえばらい亭（らいは木へんに雷http://www.raitei.com/）の看板と駐車場ばかり目立って、ローストビーフの鎌倉山はどこにあるんだかさっぱりわからない。あの小さな看板を見つけた良純は偉いのだ。それと、「ギョーザ」の看板のところを右折したのも正解なのだ。僕は仮免許と若葉のころ、ひたすら親の車で鎌倉山を走ったものだ。ロイヤルホストの横、モノレールの下を登って頂上で右折、くねくねとあっち側に降りて左折、手広から鎖大師、西鎌小を通り過ぎてまたロイホの横から山へ、とぐるぐる。しかし、横につっこんでいってローストビーフの鎌倉山があるとは知らなかった。あのあたり、へたに徒歩でうろうろしていると、警備員が駆け寄ってくるという高級住宅街で、あそこにあるお金持ちが土地を寄進して福祉作業施設を作ろうという話になったら、地価が下がると反対の大合唱になったようなところから注意が必要だ。ただ、桜の季節になったらぞろぞろと歩行者だらけになってしまうけれど。
……というわけで、思いがけずなつかしの界隈を見て大満足だった。坂下千里子のモノマネのひどさや、PTクルーザーのカブリオレの屋根はあれで大丈夫なのかとか思ったけれど、そんなことはどうでもいいのであった。
