W33SA:着うたフル

 W33SAは音楽に主眼をおいた携帯ではなくて、ワンセグ見られるのがよろしい携帯なのだけれど、それでもやはり当たり前の話で着うたフルに対応している。それで携帯で音楽というのにあまりピンとこない俺だったけれど、この携帯のラジオの音の良さにほとんど感銘を受けた(それまで俺が持っていたラジオは競馬中継を聞くためだけのものではあったが)ので、あるいは着うたフルも聴きたいかという気にもなったのだ。けれど、三洋がケチなのかどうかしらないけれど一曲もサンプルが入っていなくて、それでもわざわざ金とパケ代払うのいやだなというところ。
 が、LISMOのCMに使われている宇多田ヒカルの「Keep Try'n」がタダで落とせるというので、俺はそもそも放っておいても宇多田ヒカルのCDは買うくらいのものなので、これ幸いと落としてみたのだった。
 で、付属のイヤホンで聴いてみたのだ午前二時に。それで、やはりこれは、なんというか、音質が悪い。これじゃあ、雑踏の中や電車の中だとしても聴く気にはなれない。はっきり言っておくが、俺はCD→MP3でどこらへんがどう音質悪くなってるのか皆目(皆耳?)見当(聴当?)つかないような人間だ。それでも、これでは手持ちのMP3プレーヤーに携帯が取って代わることはないだろうと思った次第。たぶん、このウタダの曲が唯一の着うたフルになるであろう。
 しかし、au的にはこれで打倒iPod的な何かだという。ということは、音楽携帯やWの40番台などでは音がぜんぜん違うのだろうか。けれど、データ自体の圧縮形式が変わるわけでもなさそうだし、CDから取り込んでも同じようだ(http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060119/au3.htm)。うーん、よくわからないが、例えば同じ解像度の画像データをJPEG圧縮して、データサイズに3倍から4倍の差があったら相当なものだと思うのだけれど。
 まあ、俺はともかく通話・メールの他はテレビが見られればいいので、後は古くなってきたMP3プレーヤーを大切に扱っていこうと思うのであった。