K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント

・安廣vsHAYATO
空手家が苦戦傾向にあるここらあたりのK-1、期待の安廣も一回戦敗退。ほぼダウン状態から最後まで粘ったが、HAYATOに最後まで隙がなかった。
山本優弥vsTATSUJI
最年少戦士山本は、なにかピンク色の腰巻きみたいなのをしている。試合はTATSUJIのペースからタイムストップ……、肩脱臼でドクターストップ。山本はやろうやろうと本当に悔しそう。これが格闘漫画だとなんか師匠みたいなのが出てきてクイッとやってカキっと入ったりするのだが、現実は現実的だ。残念。
大東旭vs上山竜紀
ダイジェストで上山が勝ったようだ。
新田明臣vs佐藤嘉洋
おそらく単勝一番人気の佐藤が登場。む、ライブドア株で損した話は無しか。相手は新田。セコンドはニコラス・ペタスか? 戦前コメント「学芸会じゃないんで」。果たしてローキック地獄に持ち込めるか。……1R、これは佐藤ペース。ローキックやパンチも精確で、リーチを活かした前蹴りで距離を取るのもうまい。そして、いきなり3R。おそらく2Rも同じことが繰り返されたか。とはいえ、完全にワンサイドという感じでもなく、新田も勢いあるのだが……、判定は3-0。お互い土下座しあうのはキックボクシングの儀式だろうか?
・ブアカーオvsザンビディス
これはなんかとてもすごく面白そうなマッチメイクじゃないですか? つーか、本戦決勝戦でもおかしくはない。が、いきなり2R。そりゃ地上波で流していただいて感謝してはいますが、こういうのはファーストコンタクト気になるじゃないですか、例え何も起こらなかったとしてもさ。で、やっぱり、ピリピリするようないい勝負じゃん。だんだん、ザンビディスの右上腕から首筋にかけて、真っ赤に染まっていく。それで‘鉄の拳’の威力を潰しているのか!? 雷電! というわけで、ブアカーオの判定勝利。こういう剛腕相手のムエタイファイターのぎりぎりの見切りに入り込む目というのはたまらない。
・TATSUJIvsHAYATO
トーナメント二回戦。似たようなリングネームの二人。いきなり2Rから。TATSUJIペースか。3R終盤でTATSUJIがローキックでダウンを奪う。お、なんか踏みつけにいってるぜ。ショートレンジの回転の早さとかさすが元アマボクシングって感じだけど、ローとかも強いわけで、プロフェッショナルやね。
・佐藤vs上山
ピュアボクサーの大東相手にはドロップキック、浴びせ蹴りなどトリッキーな動きを見せた上山だが、佐藤相手にはバックブローくらいしかさせてもらえない。やはり須藤元気くらい腹くくって背中見せるくらいしなきゃだめか? 1R終了後、脚へのダメージでドクターストップ。脚でこういうケースは珍しいような。
レミギウスvs我龍真吾
相変わらず骨粗鬆症レミギウスのお祖母さん。対戦相手は特効服の我龍。……うぇーーー。早い、早すぎる。跳び膝蹴りで8秒秒殺。まあ、なんつーか、きれに顎に。助走のスペースもないのに。うわー。
魔裟斗vsイアン・シャファー
シャファーの首周りのネックレスのようなタトゥーは、八犬伝のあれか。1Rは魔裟斗ペースで、シャファーの高速回転は見られない。谷川の「オーラに飲まれた」なる解説は大げさかもしれないが、そんなところかもしれない。2Rも似たような感じ。魔裟斗はこすっからくて、そのあたりの普段とのギャップは嫌いじゃない。で、そのまま3R終了。うーん、シャファーの株上がったのかな。判定は3-0だったけれど。しかし、魔裟斗コールや女性の嬌声と、そういう人気は確かなのかね、魔裟斗
・佐藤vsTATSUJI
あれ、決勝なのに2Rから。おそらく、1Rもそんな感じだったのだろう、3Rもそうなのだろう。判定は3-0。このまま突き進んで、ヘビー級セーム・シュルト、ミドル級佐藤という「チャンピオンなのにダイジェスト」体制を築いてほしいもの。とはいえ、最後までアグレッシブなTATSUJI、今後一線級との対戦を見てみたい。
おわ、すごい番組の終わり方。ダイジェストに文句言ったが、本当に時間ぎりぎりのぎりだったか……。MVPはレミーかもしれないな。そんなところか。