流れよ我が涙、と吉田稔は言った

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公営から受験した岩田康誠騎手(園田)の9名が合格。同じく公営から受験した吉田稔騎手(愛知)は不合格となった。

 二十勝規定で一次試驗免除されたからといって、二次試驗に合格するとは限らないわけか。むむむ、しかし、もう、アンカツの時から何度も何度も何度も言われてきていることだが、JRAは免許欠格者を毎週のようにレースに参加させていいのか、騎手試験に合格した十八、十九のアンちゃんは吉田稔より腕っこきなのか……。まあ、もういいや。
 けど、やっぱ馬乗りは乗ってナンボ。地方の名手たちも毎日毎日毎日乗ってるから、めきめき腕を上げる。同じような馬、同じようなコースを繰り返していても、馬乗りとしての腕は確実に高くなる。だから、今はさんざんな言われ方をされる小島太一だって、たくさん乗ってりゃ絶対に巧くなる……、いや、巧いというか、その、まあ、なんというか、親父のようにはなれるかもしれない。とにかく、乗らなきゃ駄目だ。でも、若手は乗る機会がない。やる気のある奴は地方で泥まみれになって腕あげるような、そういうシステム。無理だよな。勝てなくても高収入の中央騎手様だもんな。
 あとはなんだ、松永幹夫引退か(天間昭一に関する思い出……多分、一度単勝を買ったことがあったと思う)。あのルックスもあってか、いつまでもベテランという感じがしなかった(中日の立浪とか、元西武の潮崎のイメージ。単に童顔なだけか)。これでまた通り名というかキャラ付きの騎手が一人去るわけか。太一でもいいから、個性派の出現を願う。さらば、‘牝馬の松永’……って、まだ早いか。