実りのない部屋、夕刊の香り

 私、ちょっと浮気した。内外タイムス杯の週だというのに、東京スポーツを買ったのだ。理由なんて特になくて、なんとなく買った。私はここ一年くらいずっと内外タイムスを買っていて(id:goldhead:20050816#p4)、それで満足していたのに。
 それで、東スポを買ってみた。私は東スポ、あまり好きでなかった(id:goldhead:20050923#p2)。確立された芸風に、いまいち入り込めなかったのだ。それでも、清水成駿ゆかりの1馬提攜の内外タイムスを買うくらいなら、清水成駿そのものがコラム欄とメーン予想をしている東スポを買わない手はなかったんじゃないかなって。
 それで、読んでみたんだけど、情報量に圧倒された。何も競馬欄だけじゃなくって、いろんな記事が載っていて驚いてしまったのだ。これで本当に内外と同じ値段の夕刊紙なのかって。もちろん、競馬欄には爆笑問題の田中までいてにぎわってる。ひさびさに清水節も読んだり。けど、やっぱり馬柱ばっかりは見慣れないと違和感あって大変。「馬柱を眺めている」という気にすらなれないのだから。それでも、馬柱自体の機能性は高いし、出走全馬の対戦表なんかも充実。けれど、内外には1Rから全馬コメントが載っていて、その点については物足りなかった。
 ただ、これも競馬欄ばかりじゃないけれど、やっぱり情報量が多すぎる。お得意の見出し芸なんかも大したものだと思うけれど(レイザーラモン心臓病!とか)、どうもそのはしゃぎっぷりについていけないところがある。読んでいて疲れてしまうのだ。脂っこいものはたまに食べれば十分。これからもベースは内外タイムスで行こうと思うのだった。
 そして、忘れないで。世の中には東スポすら読み切れない人間がいるということを。