函館SS、ラジオNIKKEI賞、米子ステークスなど

※日曜夜記入、URLなど翌日追記
 夏競馬に入ってさっぱり馬券が当たらない。俺は俺の博打の程度を知っているつもりで、過大評価もしなければ、逆に過小評価もしていないはず。すなわち、大やけどするほどぶち込むこともないが、絶望視して購入を極端に控えることもないということ。いずれにしても買うのだから、競馬などやらない人から見たら同じかもしれないけれど。
 まあ、それで、その、この程度のレース数買えば、これくらいのリターンがある、という予測が全然きかない。春競馬がけっこうな好調でうまいこと回っていたというあたりで、ややピントがずれているのかもしれないが、ちょっと嫌になるくらいのこと。印を打つ予想家ならば天気のせいなどにもできるが……。
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 この言い訳を嫌う人もいるだろうが、俺は仕方ないと思う。天気、枠順、馬体重、人気……、こんな大前提無しに予想せざるを得ない予想家たちに比べて、我々一般馬券購入者は恵まれているのだ。逆に、それらを加味した上での予想提供者のハードルはかなり高いと思う。しかしながら、俺はそういう予想を知りたいとも思う。おそらくそれを売りにする高額な情報サービスもあるだろうが、それはちょっと縁がない。あるいは、地方競馬予想屋はこれに近いか。
 しかし、それよりもテレビ・ラジオ解説にこれを望みたい、テレビ・ラジオの解説者は、新聞などに印を打つ人間ではなく、その場のリアルタイムだけで予想する人であるべき。これは無理か。現況では、天気、枠順、馬体重、人気を加味することもあろうが、やはり打った印への責任があって、思い切った変更はできまい。それじゃあ、せっかくの生放送のおもしろみがない。まあ、エクスキューズを捨てるだけの度胸がある予想家がいるのかどうかは知らないが。
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 なんの話だったか。最近の競馬不調だ。日曜も酷かった。ちょっと早く行って、未勝利、新馬戦とかに手を出したのがまずかった。
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/03/02/06/04/result.html
 福島4R、ダート1150の未勝利戦。俺はオリオンザクロノスというタイキブリザード産駒を本命にした。オリオンザサンクスと馬主が一緒、などという理由もあるが、なにせ悪い馬場で二着の実績がある。パドック見ても悪い感じはない。単勝とちょっと手広く流してみる。で、結果的に二着にはなったが、相手が人気のオーセンティックというサクラバクシンオー産駒で、完全にトリガミ。オリオンザクロノス、捲り加減に上がってきて、かなりいけそうだったけど、勝ち馬に突き放されてぎりぎりの二着だった。
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/03/02/06/05/result.html
 福島5R、芝1800の新馬戦。俺はPOGなどと縁がないので、新馬の前評判などにはかなり疎い。疎い俺が見て大外イクスキューズの一本かぶりなど、実に裏をつきたくなるものなのである。藤沢和雄厩舍で岡田繁幸、すなわち岡田総帥というのは珍しいと思ったが、小柄の牝馬でどこまでのもの、という感じ。後から知るが、藤沢和厩舍が福島で新馬をおろすのは、初めてのことだったとか。で、俺が本命にしたのはナリタトップロード産駒のスマートトリック。まだ種牡馬としての評価未知数も、インパーフェクトの例もあるだろうし、夏の重馬場とくれば父内国産でしょう、と。これで単勝十六倍に目がくらみ、ついでに馬連のオッズに目がくらんだのがいけない。相手にナリタのライバルだったアドマイヤベガの子であるギルティストライクを本線に、いろいろと流してしまう。結果、どうだったろう、相手本線のギルティストライクは騎手振り落としてカラ馬ゲートイン&騎手後乗せ。そんな騷動には動じることなく、強い強いイクスキューズ。後につっこんできたのはビッグレッドの二騎で、完全に岡田ワールド(ラフィアンも一頭出ていたが……)。まあ、参った。
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/08/04/06/05/result.html
 京都5R、芝1200の新馬戦。こちらは軽い気持ちで買って、それでも回収できず。本命に大穴のアドミラビリスというアヌスミラビリスっぽい名前のアフリート産駒。馬場悪い芝で、ビッグウルフの下が走ってもいいじゃないかという狙い。単勝。ついでにダートっぽいぞという感じで、ロードオブザスターとエーシンレドメーンのマル外二頭を相手に。結果、スペシャルウィーク産駒のシルバーストーンが強い勝ち方。俺はスペシャルウィーク産駒が好きなので、注目しよう。アドミラビリス、一瞬夢は見ることができた。
 さて、メーン。
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/02/01/06/11/result.html
 函館SS東スポの小さな記事に、函館は函館の洋芝適性がものを言うと書いてあった。同レース二連勝中のシーイズトウショウの他に、トールハンマーの名が挙がっている。トールハンマーは、俺の好きな馬の一頭であって、清水成駿も三番手評価。アンカツ鞍上で、こりゃいけるんじゃないか。で、またオッズ見てクラクラ。アホだった。が、まあ、結果見ても仕方ない。むしろ、函館適性という狙いは悪くなかったか、しかし、ビーナスラインは想定外。直線の最後のところ、一瞬新聞に目を落として、また画面見て、いったい何が起こったのがさっぱり理解できなかった。そんな追い込み。だって、いきなり先頭争いのその先にワープしてるんだもの。そんな感じ。しかしまあ、ハンデ戦でもないのにこれは恐れ入った。いやはや。
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/03/02/06/11/result.html
 ラジオNIKKEI賞。ここでまた、清水の本命に乗ってしまったんだよな、ブロンコーネ。それに俺も、オークスでも買っていたくらいだし。重は未知数も、トニービンブライアンズタイムで母系が和風ならこなせるかな、とか思って。かー、それでお隣のタマモサポートの快勝劇に全然参加できなかった。津村といえば同じタマモのタマモワラワラなどの騎乗が印象深いが、これで初重賞。さらなる飛躍か。
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/08/04/06/11/result.html
 米子ステークス。11頭立てながら、なかなか興味深いメンバー。ここで俺のひいき馬エムエスワールドが登場。が、俺が人気薄で二回買い逃したというのに、気づいた今日に限って武豊なんか乗せちゃってぐりぐり気味。どうする? 俺はもう、裏を行った。裏を行って、トールハンマーと同じくくりの中で好きなワディラム本命。武は前日に人気のシンメイレグルス飛ばしてるし(と、書くと「武の騎乗のせいで負けた」というニュアンスが感じられるが、特にそういう意味ではなく、運の流れとして)馬場悪いし、軽量っしょ。高田潤で前走勝ってるし、手の内に入れてるっしょ。そういうこと。で、これがなんとか引っかかって、競馬の神はまだ俺に馬券を買えと言うのだった。