伊吹文明vs松井秀喜

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061107-00000001-san-soci

 あなたの周りには、あなたを心底愛している人がたくさんいるということを。それは家族であり、親戚(しんせき)であり、友人であり、先輩であり、後輩であり、時にはペットであるかもしれません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061107-00000028-mai-soci

君が生まれた時はお父さん、お母さんが君の命を腕の中に抱きとってくれたわけだから、誰かに必ず気持ちを正確に伝えてください。

 大臣のメッセージは特定の匿名投書差出人に対するものですが、彼ないし彼女の素性がわからない以上、ほぼいじめられている不特定多数にあてたメッセージといってもいいでしょう。そこで、いじめられっこへの松井のメッセージと比べてみました。判定の結果、ビッグ松井の勝ちと出ました。
 差が出たのは上記ポイント。いじめられっこがきちんとした両親の元に生まれ、愛されて育っていると誰が決めたのか、ということです。もしもいじめに苦しむ子に両親がおらなんだり、家庭内暴力に苦しんでいたら、もう絶望、後がない。それに比べて、大打者松井はストレートを待ちながらも、変化球にも対応しようという柔軟性を見せる。すなわち、もしもの場合に備えて「ペット」まで用意している。
 ……などと調子にのって書いていたが。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061107k0000e040057000c.html

もし生まれかわれたらまたお父さんお母さんの子供になりたいです。

 手紙の内容を信じるという前提において、匿名のいじめられっに両親健在じゃあないですか。いや、上に書いたの全部撤回。
 ところで、この手のメッセージ、テレビでも誰も言わんけれど、もっと言うべきことがあるんじゃあないかと思う。それは「学校なんて別に行かなくてもいい」ってこと。学校の教師も同級生も、校長も教育委員会も下らん奴らばかりだ。下らんやつにつき合って死ぬことはないよって。まあ、文部科学大臣がそれを言えるわけはないが、小中学生あたりだと、それが大きいんじゃねえかと。
 で、不登校になってたら、親もなんか手を打とうとするだろう。なるようになるだろう。でももし、「戸塚ヨットスクール」という単語が聞こえてきたりしたら、えーと、その、そのときはどうしよう?