FIFAクラブワールドカップ決勝

 判官贔屓が自分のベース。ならばインテルナシオナル寄りで見るのが定石。なのだけれど、やはりロナウジーニョやデコを見たい。ミーハーが判官を半分殺して、フラットに見る。
 けれど、やはり、自分が惹かれるのはロナウジーニョを止めるシアラー(だっけ?)であり、再三バルサ陣内に切れ込んでいくイアルレイ! 自然とインテル(と略してはいけないのか)寄りになる。
 それにあの小僧、アレッシャンドレ・パト。あれは、将来セレソンになったり、欧州クラブで活躍するような存在なのだろうか。テベスをはじめて知ったのはトヨタカップのボカだったが。
 普段のバルサなんてのは知りもしないので、この日のモチベーションやコンディションの良し悪しは知らない。しかし、良し悪しで勝ち負けに持ち込まれる相手に負けたら、負けなのだろう。
 もちろん、バルサの面々とて世界最高級にこすっからい面々なのだろうが、ブラジルクラブのこすっからさにもしびれる。最後の左隅での時間の殺し方とか素人目に最高だった。
 それよりも守備の堅牢さだろうか。前半からインテルナシオナル寄りの視点なら、安心できた。個人技による一撃の危機はあったが、崩されてる感はなかった。戦術的なことは知らないが。
 世界は広いのだな。というか、やっぱりブラジルとかはでたらめだな。何がどうなっているのだか。でも、テレビが煽るほどバルサ有利だったかな。馬券あったら、インテルナシオナル買ってたが。
 Jリーグのチームはどこまでやれるんだろうか。アフリカや北中米には勝てるのかな。というか、この舞台に出ていない時点で、そんなこと言っちゃいけないのかもしれないが。
 それとも、アジアナンバーワンとかに積極的ではないのかな。そのあたりはよくわからない。でも、この非サッカーファンの俺ですら南米選手の名前いくつか覚えそう。Jのチームもいっそう身近になるかも。
 だって三位決定戦も見たが、これもけっこう楽しめる。まだ仕組みに改良の余地あるとはわかるが、存続してもらいたい。まず、ミーハーでも惹きつけられる試合ってのは、こんくらいじゃないと。
 開催国枠……というのも問題か。バレーボールにしろWBCアメリカにせよ、開催国が出張ると、品がなくなるからな。今回品があったかはどうかはサッカーファンに任せるとして。
 でも、本当にバルサ敗北を考えていなかったのか日テレ。あの場もドゥンガがいなければ保たなかったのではないか。明石家さんまとかは芸風だからいいけど。
 まあともかく、俺はけっこうミーハー(以前?)なりに楽しめた。これが四年に一度でなく、毎年というのもいい。そういうことで。