U-22 Japan vs China,China,China

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200708/at00014107.html

過去のサッカー人生でここまでの判定はなかった。蹴られたところは大丈夫です。こっちも結構やったったんで。あからさまにはやらないですけど、ハードなところはハードにやった。

 こないだのアジアカップでまだ食い足りないところあったのか、わざわざ夜中の二時に起きて観戦。舞台は瀋陽、敵選手11人、敵審判4人、敵サポーター5万人。対する日本サポーターはテレビに映っただけで3人。なんとも燃えるシチュエーションじゃないか。この逆境、怖いもの知らずの若者たちが跳ね返してくれることを期待した。
 あと、平山相太が見たかった。東スポ読者の俺の中では、すっかり平山が面白いキャラになってしまっていて、プレーも見たくなったのだ。他にも、俺程度でも名前を知っている選手は何人かいるしな。願はくは、A代表に突き上げを食らわせるような活躍を見せてほしいというところ。
 で、国歌斉唱からブーイング。オリンピックのホスト国として……あまり言いたくはないが、いや、言った方がいいのかもしれないが、意識が低いとしか言いようがない。このままでは彼らのためにならない。中共にしても、対外的な見栄を考えれば指導したいのはやまやまだろうが、機嫌を損ねられては困るといったところだろうか。わがままに育ちすぎた大人子供みたいなもの。ただ、いくら反日やなにかをガス抜きにしようが、いずれ限りは来るぞ。
 ……と、サッカーに関係ないことか。とはいえ、試合内容もまさに上の安田理大の言うような感じ。中国の選手が「絶対にカードはもらわない」くらいの感じで、平気で真後ろから足に突っ込んでくる。それでもって、当たり前だろうくらいにおとがめ無し。なんかもう、ここまでこういう舞台なら、あえて審判も「公平にやらなきゃ」って思うもんじゃないのかな。ああ、でも客席5万人を敵に回して、あるいはもっと大勢の同胞を敵に回して生きていきたくない、生きていけないものな。つーか、やっぱりこんなのは誰も幸福にしない、審判くらい連れてこい。本当に漫画みたいだったぞ。俺の中の次藤君が「殴ってやるタイ!」とか言ってたもん。
 でも、一方で心強く思ったのは、やはり上の安田理大のコメントの後半部分。乱暴敵選手にも大観衆にも敵審判にも臆せず、ときには結構厳しく行ってたもんな。半ばキレ気味でやりすぎかというところもあったけど、いや、そんくらいはやってくれて構わん。試合を壊すほどじゃなかった。気持ちの強さは見せてくれたと思う。
 肝心のサッカーの内容……といっても、俺にはわからん。A代表に比べると、縦パスが多かったかな。つまらないパスミスでボールをみすみす失うことが多かったような気がする。ただ、全体的に押され気味で、攻撃のシーンは少なかったか。平山は足下の細かなうまさをちょっと見せてくれたし、味方ゴール前まで戻って守備もしていたか。守備陣はキーパーも含めてよくやったか。PKにしなかったところは見事だろう、あの環境で。
 で、何よりも0-0に抑えて勝った……と思わず打ってしまったが、いや、勝ったのがよかったかなっと。向こうのチームは、その単位で数多くの試合を行ってきたらしい。一方でこちらは、この世代にしてもベストメンバーでないという。それでこの偏った環境で引き分けたんなら、上々でないのかな。そりゃ、勝ちきるに越したことはないし、あの会場を静まりかえらせるシーンは見たかったけどさ。ま、ともかくよく頑張った、お疲れさん。
 それと、あと、放送は日テレだったけど、アナウンサーも解説の都並敏史さんもよかったように思う。素人が聞く分にも、あのテレ朝の、松木安太郎とか、ちょっと落ち着けよって思うし、この試合が松木だったらうるさくてかなわなかっただろう。
 ああ、あと、最後の最後に、中国人主審、中川家礼二のインチキ香港映画芸をスリムにしたみたいだった。ということは、こないだのアジアカップで日本に立ちふさがった韓国代表の正ゴールキーパーにも似てるということになるのだが、まあそれはどうでもいいのだった。