私のしごと館のしごとをしたのは誰かしら

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071203-00000066-kyt-l26

渡辺喜美行政改革担当相は3日午後、独立行政法人(独法)の整理統合化をめぐり舛添要一厚生労働相厚労省内で協議し、雇用・能力開発機構横浜市)が開設し、赤字運営が問題となっていた職業体験施設「私のしごと館」(京都府精華町木津川市)を廃止することを明言した。

 約580億円投じて作られた、いわゆる無駄なハコモノに関するニュースでさ、こういう場合、官の天下りとか独立行政法人とか、あるいはそれを許してきた政治家が叩かれるわけで、叩かれて当然かもしれないんだけど、約580億円投じられた方(全額が一つのところに行ったわけじゃないだろうけど)の話は滅多に出てこないなって思ったりして、夕張市の破綻の時も、役人悪い一色だったけど、あんだけのもん、どっかの大手企業が最初から噛んで立ち上げてるわけでさ、「やりましょう」って煽った方が話題にならないのはおかしいって田中康夫が言ってたりしたなとか思い出したりして、そりゃあ、「これこれこういうもんを作りたいんじゃ」って発注する方に責任があるわけで、誰かが勝手に財布の中に手ぇ突っ込んでおぜぜ盜っていったわけではないしさ、作った方も、入札なりなんなりで、合理的に商売としてやったんだ、ということだけれども、やっぱりこの、その、役人(とか独立行政法人とか)にすべて企画・立案・デザインその他できやしないだろうし、なんかその、発案、設計の段階から、ガッツリ大手コンサルが噛んだりするんだろうし、そうしたらその、やっぱり、失敗の部分、仕事の失敗したぜ、あいつらって、そういう感じで、そういう面の名前が出てきてもいいんじゃねえかってさ、「あいつらが悪い」わけじゃあないけど、やっぱ、その、ミスったなって、そりゃあ、経営の責任はないし、請け負っただけだけだし、店の方が高い買い物をしてくれたお客さんの、家計のことや将来設計まで責任は持てないのだろうけどさ、やっぱちょっと気になったりして、どこがやったんだろうって検索したらこちらの実績にhttp://www.cn.ivg.co.jp/ourworks/index.htmlあって、最初の基本設計の発注者は三菱総合研究所とあって、それで検索すると三浦展という人の略歴に、三菱総合研究所で「基本構想・基本計画などを担当」とあるけど、さすがに基本構想と計画に人形一体の費用対効果や年間20億の赤字までの責任があるとも思えず、まあ、ようわからんよ。