チベット10

チベット版「聖火リレー」がスタート 開会式当日ラサ到着へ

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200803260023.html

 これは、なかなか挑発的とも言えるデモンストレーションだ。中国版聖火リレーとのよい対比になる。そしてさらに……。

5月15日から25日までダラムサラで開くチベット版の五輪

 などという計画もあるようだ。昨日、未承認のチベット五輪委員会が北京への参加を呼びかけていることを書いたが、こちらに方向転換したのだろうか。しかし、いずれもダライラマ法王の路線と違うようで……。

チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は北京五輪支持を表明しているが、ツェワン議長は「北京五輪に対するわれわれの見解は、ダライ・ラマとは異なる」と語った。

 やはりチベットの中でもいろいろな意見はあるということか。ここらあたり、中共につけ込まれなければよいが。というか、実際に、中共側にいるチベット人もおり、もちろん時代背景や個人の考えもあって一概にどうこう言えるものではないが、「チベット人ダライ・ラマ中心に一枚岩」というような思いこみはいかんのかもしれない。チベットを応援したいような立場としても、わきまえておくべきかもしれない。個人的には、ダライ・ラマ法王のメッセージに見られるような、粘り強い対話の姿勢に、強く仏教的な意思を感じるが、一方でそれはやはり、現場の人達にとってはもどかしさやなにかがあるのかもしれない。民族の中心的人物があるべき座にいない国において、起こるべき部分かもしれない。その上に、教えや文化を否定する政策がひかれているのだ。さらには、物質の波も訪れよう。今、今こそが最大の危機であり、同時にチベットが後に道を得るチャンスかも知れない。
(もっと、勉強しなければわからないことだらけだ、あらゆる面において)

 ______________________