『機動戦士ガンダム第08MS小隊 Vol.04』

機動戦士ガンダム 第08MS小隊 Vol.04 [VHS]
 最近GジェネPSPをやりはじめた影響もあって、ふと、これのことを思い出した。第08MS小隊の最終巻。「震える山」。これ、観ていなかったのだ。なんだかわからないが、レンタルビデオで最後の一個前まで観て、最後の一巻だけ未見だった。これがずーっとひっかかっていた。ひょっとしたら、総集編の方でラスト付近も観た可能性もあるけれど、やっぱりともかくひっかかっていたのだ。実に10年級ののどのつかえ。これが今回取れて、実にすっきりした。よかった。
 えーと、ともかくそういうことで、感想という感想も。しかしまあ、最終巻観ただけでなんだけれども、土田晃之アイナ・サハリンから娘の名前を取ったというのも頷ける。たとえば、昨夜どっかのローカル局で観たカテジナさんなどとは大違いだ。どっちがキャラとして面白いかといえばカテジナさんだけれども(アイナもあのお兄様込みで面白いのだけれど)、娘の名前にしようというのならば、断然アイナとなろう。そういう意味ではガンダム史を通しても稀有な女性キャラだろうか。というかもう、ガンダムの作品群の半分くらいしか知らなくなっている。というか、知るといっても上っ面だけだし、記憶力は無くなる一方……。
 あとはえーと、ノリスのB3グフかっけー、とか。そうさな、なんかその、重力の井戸の底でのもっさりした動きというのが、なんともリアルで、頭の中ではもっとB3とか超早い動きしてるはずだったのだけれど(たとえばゲームのムービーの印象もあろう)、そうでもなかった。そこんところが、この08小隊の魅力の一つやもしらん。
 そして、エピローグ『ラスト・リゾート』。こんぐらい描いてしまった方がいいというか、描かない方がいいというか、そのあたりは分かれるところだろうけど、俺としては支持したい方。と、そのあたりで。
 で、なんかガンダム絡み、たとえばまーったく見て見ぬふりをしてきた安彦良和の『THE ORIGIN』とか、あるいはSEED以降だとか、まあこのへんにも未知の沃野は広がっているのである。さすがにテレビシリーズをDVDで観ていくのは辛いが……。