『隠の王』最終回

 小悪魔小僧のアニメも終わり。この作品、どこがいいというわけでもないが、何となく悪くもないというふうに見ていたら、いつの間にか盛り上がってきて楽しみになってしまっていた。けど、ちょっとラストは失速気味というか、まとめちゃいました、みたいな感じが無きしもあらず。『紅』もそうだったけど、原作があるとこういう風になるのだろうかどうか。しかしながら、激しい究極忍法バトルで衝撃の結末、という路線でなかったのはいい。なんかエヴァもののけ姫かって感じに巨大化はしたりしとったけど。あと、首領がバラバラになったのはちょっと受けた。受けちゃいけないか。それで、ラストに向かって、壬晴が宵風を迎えに、ローカル線の旅というあたり、あの独特の水彩画のような背景とあいまっていい。このアニメの背景は好きだ。
 ……って、あれ、俺、25話見たか? 何で急に宵風が帰ってきてるんだ? あれ、録ってただけで見てないか。しまった、最終回先に観ちゃった……か? まあ、ええことよ。最後はさらさらっと昇天、理屈はわからないがそれもよし。バス停のところで亡くなってもいいかと思ったけど、あれもいいでしょう。こう、鳥が飛んでいってって、よくあるけどいいよね。空見ながら死にたいよね。いや、宵風は消滅したのかもしらんが。
 というわけで、日曜の夜の「明日月曜来なければいいのに」の気持ちで夜更かしするアニメも終わり、これまた残念。次のは性に合うやら合わぬやら、と。ああ、あと、このアニメのオープニングの音楽と映像は最高だったな。エンディングも途中変わったけど、どっちもよかったよ、うん。