『コードギアス 反逆のルルーシュR2』完結

goldhead2008-09-29

 マクロスFに続いてコードギアス完結。こちらも最終回はてんこ盛りで見どころ十分、コードギアスシリーズについては途中参加もいいところの、知らないことだらけだけれども、おなかいっぱいになりましたとも。しかしまあ、なんとなく感じたのは、ジェレミア卿ってのは一番の愛されギアスキャラだったのかね、とか。全力で撤退しろ、とか言った方が面白かった? 
 それはそうと、それでナナリー、盲目即ちギアスが効かぬことゆえのイノセンスから瞼一枚以上に脱皮して、その眼力や強し。というか元から強かったからこそフレイヤもあっさり撃ったように見えた。世界の憎しみを受け入れる覚悟の上で。それを悟ったがゆえに、あえてナナリーにギアスを使い、レクイエムを迎えるルルーシュ、この流れにはグッと来る。でも、ハイテク車椅子は階段くらい降りられないか。いや、閉じこめられていたのか。
 グッと来るといえばカレン対スザクのナイトメアフレーム戦。正直、途中から見始めたときには「このロボだせえ」とか思っていたものだけれど、前作総集編見たりするに、だんだんとこの兵器が進化してきたとか、あるいはこの兵器ならではの戦いというものを演出しようというのがわかり、なんか好きになってきた。好きになってきたところで終わったけど。
 それでもって、話はもどってルルーシュの最期。というか、ナナリーの拘束具姿にはグッときた、とかいうのはおいといて、シュナイゼル(そうか、ちゃんと「ゼロに従え」ってギアスだったんだな、「我」とか「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」でもなく)の妙にいじめられてる姿もおいといて、ブリタニア紋章のところを血塗れでずるずるいくところの見せ方は最高、そこから音楽に乗ってラストへの流れも、最終回的でいい。記念写真とか、実に。寄せ書きとかも、とりあえず一時停止して見てしまうわな。
 いや、しかし、主人公がすべての悪や悪意を引き受けて、きちんと昇天というあたりは、実に見事に片をつけたという印象。いろいろのキャラの「許されるの?」も、全部ルルのせい、ということに。それでちゃんと責任を取って死ぬ主人公というのは、あまりないのではないか。そこが偉い(とかいって続編で出てきても知らんが)。あと、Cの世界だかなんだかで、俗事でない方、精神世界的の方、内心世界で一つの決着をつけ、現実でも落とし前をつけた二段構造もよし。
 というわけで、そんなこんなで、あくの強いキャラが跳梁跋扈するこのコードギアス、いつの間にか魅入ってしまったので、とりあえずPSPのゲームでも買うか、とか思案中。金ないから先の話だけど。あと、これもサントラとか欲しくなった。まあ、金ないけど。
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS(通常版) - PSP