さて、帰るか

 先週、先々週に比べると調子はやや上向いている。思うに、酷暑でもないのになぜかクーラーに甘えてしまったのがいけなかったのかもしれない。遅まきながら、自室でのクーラーは原則使用停止。考えてみれば、引っ越してきてから二年? オンボロのエアコンをつけずに過ごしてきたのだ。それらの夏は、今年ほど悪くなかったと思う。
 とはいえ、なんというか、仕事とか、生きること、生きて、活きる、すなわち生活(「生活」ってえらくハードルのたかい言葉に見えてきた)へのモチベーションはだだ下がりのまま。自炊とかずいぶんしていないように思う。忙しい。ただ、なんというか、いろいろの不都合、不具合を、ぜんぶうちがひっかぶることはないんじゃないですか。あなたが働きすぎて、むりやりスケジュールをこなすほど、たとえばさらに下流の工程にしわ寄せが行くことになる、みな不幸になるわけだ。人が休んだ分、穴埋めするんじゃなくて、こっちも休んでやるのがいいのでしょう、などというつまらない話。夢の中に俺が出てきて、その人のあとをずっと泳いで追いかけてきて、その泳ぎ方ではいずれ溺れると説教したらしい。俺も溺れそうなんだよ。
 輪行袋はまだ来ない。これでは週末宮ヶ瀬に行けない。いや、週末はトライアスロンの観戦をするのだった。なら、まだいいか。あと、いいかげんダホンのタイヤ交換もしたい。とりあえず、タイヤ取り外せるかどうか試してから注文か。一緒にチューブやリムテープも必要かもしれない。金がかかる。
 ……金と言えば、このどん詰まりを打破するには、なにか競馬が必要なのではないかという気がしてきた。競馬欲だ。そろそろ涼しくなってきて、たとえば本格参戦は毎日王冠の週にするにしても、そろそろ準備体操が必要なのではないか、などという話。うまくいけば、折りたたみ自転車のメンテナンス代くらい稼げるかもしれない。ところで、ブエナビスタってどんな馬だっけ? この夏の上がり馬かい?