- 作者: 古川琢也,金曜日取材班
- 出版社/メーカー: 金曜日
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 単行本
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で、まったく、なんというか。ただ、ロスチャージの話などは、裁判で争ってたのがニュースになって、そのときにけっこう読んだか見たかしたか、というところで。でも、セブンイレブンの会長が、トーハン出身で、流通量以外でもそこんところおさえてるってのが、なんともな。
それでもって、なんか、この本読んでいて、まあそりゃ、なんというか、嫌なもんだ、みたいな、もちろんそういう思いはある。あるが、それよりも、たとえばおでん何個売ってどのくらいの儲けがあるのかとか、そういう小売りの商売の話であって、コンビニ業界の妙な流通や会計という以前に、俺自身がそのあたりにまったく縁なく、縁なくというか、買う側としてしか生きてこなかったので、そこんところがまず気になったというか、興味津々というか。ネットなどでも、そういう話見ると、思わず読んでしまうし。で、たとえば、おでん五十個売ってこれだけの儲けか、などと思うと、一日中コンビニに貼りついて、どのくらいのペースで売れていくのだろうとか、そんなことを考えてしまう。
で、さて、今後、このコンビニというのはどうなっていくのだろう。よくわからん。この本などは、「大セブンイレブン帝国」のように見えるけれども、ファミリーとは名ばかりのファミリー企業の寄せ集めで、本体はたいしたことないんだ、あこぎなことやめたら、どうなるかわかんねえぞ、みてえなこと書いてあって、まあ、どうだかわからん。
でも、どうだかわからんが、やっぱり俺は、従業員の扱いで胸くそのわるい話のあるファストフードで飯を食うし、コンビニだってちょくちょく利用していくだろう。えり好みする余裕はなくて、貧乏人は貧乏人を食うばかりだし、でも、たとえば、ここらのコンビニの従業員の七割くらいは中国人だし、まったく、なんというのか、俺にはわからんことだらけなんだ。