志村貴子『起きて最初にすることは』を読む

 はい、また志村貴子でございます。今度はBLでございます。しかし、BLのコミックス買うのなんて久しぶりなのであります。実家がなくなるとき、いろいろの漫画とともに一緒に処分しちゃって、漫画自体あまり買わなくなって久しいのであります。
 で、本作は、本作の義兄弟のカップリングは、それぞれのキャラは、なに、もう最高ですよ。話も最高ですよ、エロいですよ、たまらんシチュエーション満載ですよ、と、声を大にしていいたいのであります。おれがド変態であるかどうかはわからんのですが、完全にマゾなのはわかっておりまして、必然、義兄の側にどっぷり感情移入してしまうわけでありますが、いやはや、かなわんですよ、おそるべし志村貴子でありますよ。たとえば14ページのですね、3コマなんですけれども(3コマ目は枠がなくコマと数えていいのかしらんのですが)、もうしょうもない情況で2人が向き合うような構造になっていて、まあその3コマ目の空白の余韻で回想が終わり、次ページへっていう「間」がいいですよね。でも、口からなんか垂らしてる兄の1コマ目に目を戻せばエロ笑いというわけであります。……っていつか観たマンガ夜話ですかね。
 まあ、そんなんはよろしい、それもよろしい、あとがきで「これからもBLまんがを描いていきたいです」って新先生がおっしゃってるのもすばらしい。よだれを垂らしてお待ちしておりますという次第であります。おしまい。

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