ここんところの広島カープというとサビエル・バティスタということになろう。支配下登録されて、一軍に出てきて、むっちゃ打ってる。このまま行ったらどこまで行くのか。むろん、いろいろと研究されてこのまま行くわけにもいかないだろうが、どこまで熱いのか、いや、暑いのかカープ打線、というところだ。一番緒方孝市に始まり、前田が、江藤が、金本がいたころより、今のほうが断然ビッグレッドマシーンというか、リトルもできるマシーンというか、ともかく相手チームをずたずたにする殺戮マシーンと化している、ような気がする。調子が上がってきた堂林翔太すら二軍落ちという状態だ。もう手がつけられない。絶対優勝！
……というほど甘くはないだろうな、とも思う。打線は水物、では投手は？ 今のところ活きのいい若手が頑張っているが、どこまで続くのか。そのあたりである。そのあたりでジョンソン、野村が帰ってきてくれて、さらに後続に差をつけたいところ。
その後続といえば、巨人がなにやら最悪なことになっている。おれは以前こう書いた。
巨人が怖いのである。今の巨人打線を見て欲しい。立岡？ 中井？ 言っちゃ悪いがまだ実績のない選手である。そして、大ブレイク中という数字をここまで残しているわけでもない。石川ってだれだ？ 小林の打率はどうなってんだ？ （ちょっとどうかという）フリーエージェント3選手はそろって2軍にいる。……なのに、だ。なのに僅差の2位にいる。高橋由伸が名将なのかどうかはまだわからないが、これで2位というところが怖いのだ。
なにやら戦力が揃わないで上位につけているあたり怖いな、と思っていたのである。ところがどうだろう。結局、若手のブレイクもなく、ベテランは不調に苦しみ、球団ワーストの連敗だ。まだ判断できないとはいえ、高橋由伸が現時点で名将ではないのは確かであり、それをサポートするコーチ陣も頼りないように思えるのは、おれがアンチ巨人だからだろうか。
とりあえず、読売には沈んでいてもらおう。となると怖いのはどこだ？ やはり阪神か。金本チルドレンというのかなにかしらないが、若手が頑張っているような雰囲気を感じる。マテオとかもなんか強そうだ。虎は怖い。こう書いておこう（おれがそう書いた巨人と同じようになればいいのだが）。
横浜はちょっとわからない。ヤクルト、中日はちょっと厳しそう（とくに後者）というところか。
そんなところで、とりあえずカープはCSに行けそうだぞ、くらいに思っておこう。そのくらい控えめでいい。
あと、すごく関係ないけど田中将大はどうしちゃったんだろうね。本人になにか身体的、技術的な問題があるのか、それともメジャーの解析力に屈しているのか。ミラクルな投手であってほしいのだが。むろん、前田健太についてもいえるのだが……。
