今年の年賀状販売は適正やった……のか?

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仕事納めの日。年賀状の宛名欄をプリントアウトするだけでお終いと思っていたら、存外忙しかったのだけれど、年賀状の話。

宛名欄については郵便局公式の「はがきデザインキット」がたいへん優れていた(EXCELからWordに差し込みするより)のでそれはよかった。

はがきデザインキット2019 | ゆうびん.jp

が、見込み違いで、年賀状自体が100枚くらい足りないということになってしまった。社長が近くの郵便局(横浜市役所内郵便局)に買いに行ったところ、無地は品切れという電話。郵便局員によれば、「近くの郵便局はすべてないでしょう」とのことらしい。

しかし、おれは、昼休みに横浜港郵便局に郵便物(不正利用されたクレジットカードの新しいの)を受け取りに行き、そこの入り口で寒さに凍えながら年賀状を販売しているのを見た。横浜港郵便局に電話をかけてみる。

「ちょっとお聞きしたいのですが、無地の年賀状の在庫はありますか?」

「担当部署におつなぎします」

「はい」

「何枚ご所望ですか? ……120枚。申し訳ありません、在庫はありません。しかし、郵便局の外で販売しているのですが、別部署なので確認できません」

「はあ」

……というわけで、あの寒い中売っている人たちのところには、行ってみなければわからないということだった。しかし、別部署、なのか。

と、また社長から電話。郵便局内で後ろに並んでいた見知らぬ人から「私は昨日どこそこのコンビニで買えたんですよ」とアドバイスを受けたとのこと。そして、三軒目のコンビニにいるのだが、インクジェット用の無地ならあるとのこと。

ふむん。試し刷りしていたのはインクジェット用のはがき。インクジェット用でもいけるんじゃないのか。

「それ、買ってきてください」

して、10枚入りのパック12個、これが手に入った。問題なくカラーレーザープリンターでも問題なく印刷できた。これでよかった。

というわけで、今年は年賀状が手に入りにくかったという話。べつの会社の人の話では、毎年駅などで売ってるのが今年は見当たらず、コンビニでも品切れで、無地の年賀状を入手するのに苦労したという。また、社長が郵便局で言われたというには「今年は枚数を絞っています」ということ。

これはまあ、しかし、年賀状が適正な枚数発行されて、適正な売られ方をしている、ということではないか。寒中、駅にカウンターを出してなんとか売らなければならない、ということはなくなったのではないか。ひょっとしたら、自爆営業もなくなっているのかもしれない。それはわからない。わからないが、12月28日において年賀状が品薄だというのは、まあ適正なんじゃねえかと思った。

もちろん、あまりにも身近な話であって、全国でどうなっているかはわからない。わからないが、なんか無理している人(おれが横浜港郵便局の屋外で見た人など)が減っているのは悪くないように思える。そんなにまあ、無理して売ることはないんだよ。年賀状も、コンビニのクリスマス・ケーキやチキンも。そんなふうに思う。それが日本経済いうものにどんな影響があるかもわからんけれど。