黄金頭さんが2018年観た映画から5本おすすめするの回

ブロガーいうもんは、ほうっておくと、年末に一年のまとめなどを書き始めるから注意したほうがいい。しかし、だれにもそれを止める術などないのである。

そして、おれはといえば、このところ最近のこと、ちょっと前のこと、すごく前のことという三段構えで物忘れがひどくなっていて、今度ちょっと医者に相談してみようかと思っているくらいなのである。そんなおれは、やはり今年を見返して、記録しておきたいと思うわけである。そして、だれにもこれを止める術などないのである。

というわけで、順不同で5本。おれは足繁く映画館に通うほどでもないので、過去作の自宅視聴も含む。

 

ボヘミアン・ラプソディ

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ベタなところから入るが、これはよかった。覚えている。ちょっと出っ歯が気になりすぎたが、そんなことはどうでもいい。ともすれば、音楽の力に頼り過ぎなところもあるかもしれない。それの何が悪い。上の記事にも書いたが、リアルタイムでクイーンのファンであった女性と一緒に観た、というのも面白い話であった。あと、主演のラミ・マレックの名前は覚えておきたい。

 

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

 

 

 

止められるか、俺たちを

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舞台挨拶回になんとか滑り込めた『止められるか、俺たちを』。若松孝二? 足立正生? 知らないよ、って人にも観てもらいたい。そして、曽我部恵一の音楽が実にすばらしかった。曲を買った。さらにおれはサニーデイ・サービスを聴き始めることになった。主題歌を聴くと、やっぱりこの映画が思い出されて泣きそうになる。そしてまた、今年、映画の中で一番印象に残っているセリフといえば、若松孝二が「インターナショナル」の歌詞にケチをつけるところだ。パンフレット(監督、主要出演者のサイン入りだぜ)のシナリオから引用する。

めぐみ「監督、インター嫌いなんだよ」

齋藤「そうなの?」

若松「だって、ゲバラカストロも名を成した革命家はみんな裕福な家の子だろ。貧しい家の子は革命の最前線で死んでいくんだよ。それは戦争も一緒だよ。『起て、飢えたる者よ』じゃなくて『起て、飢えていない者よ』じゃなくちゃダメなんだよ。なあ、あっちゃん」


曽我部恵一 - なんだっけ?(映画「止められるか、俺たちを」主題歌)【Official Video】

 

 

 

菊とギロチン 女相撲アナキスト

 

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ギロチン社の中濱鐵と古田大次郎ファンにはおすすめ。というか、必見。あと、村木源次郎を井浦新が非常によく演じているので、それも必見。あと、女相撲も必見。すごく長いけど、本当に集中して見ることができたな、うん。

 

菊とギロチン ーやるならいましかねえ、いつだっていましかねえ

菊とギロチン ーやるならいましかねえ、いつだっていましかねえ

 

 

『シャブ極道』

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シャブ極道、これはたまらん。しゃぶしゃぶにシャブでしゃぶしゃぶしゃぶなのである。定番、安定の役所広司と思っていたが、これは怪演であって、未見の人がいれば押し付けたくなる一作であった。

 

シャブ極道 [DVD]

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レディ・プレイヤー1

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おれはあまりスティーブン・スピルバーグに思い入れはないのだけれど、かといってべつに嫌いなわけじゃない。そして、映画館で観たら、これがまた面白かった。なんかもう、観ている間は没入させて、終わればスカッと忘れるみたいな。うん、悪くなかった。

 

レディ・プレイヤー1(字幕版)
 

 

 

……と、こんなところ。なんか今年は、自宅で観た中で個人的にヒットした作品が少なかった。一方で、ほとんど映画館には行けなかったのだけれど、行ったら行ったで満足できる作品が多かった。悪くない。来年はもうちょっと映画館に行きたいと思う。以上。