映画『三度目の殺人』を観る

 

もう、テレビでも放送された作品だが、今さらながらに観た。なるほど、評価が高い映画やな、と思った。役所広司というとシャブ極道のイメージしかないが(うそ)、この映画では実に得体の知れない存在になっていた。どちらかにもう一歩踏み込んでしまうと、わかりやすいそれになってしまうのに、微妙なバランスでとどまっているように思えた。そこのところがしっかりしているから、群盲象を撫でるではないけれど、ある人物、ある事件について、いろいろの見方が、解釈ができてしまうというところが成り立っている。

あと、すごくどうでもいいことだけれど、福山雅治と娘が話してたモスバーガーって関内かな? なんか向こうに京浜東北線横浜スタジアムが見えたような気がしたんだが。でも、あそこの二階からスタジアム見えたかな。エンドロールでは、クレジットに「モスバーガー」とだけあって、あと、べつの関内の居酒屋の名前が出ていたのだが……。

それと、北海道のバーの男は、『止められるか、俺たちを』で足立正生やってた山本浩司だったね。いや、べつに、「あ」と思っただけなんだけれども。

以上。