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たいした本数を観ているわけでもないおれが三つとも知ってて、三つとも好きだ。そのうえ、北村一輝主演というのがすごい。北村一輝といえば……たぶん『皆月』で知ったんだけど、なんかキレッキレでこれも好きな役者だ。この映画はもうその要素だけで跳満くらいのしろものだ。
でも、創作というものはむつかしいものなのだろう、いくらこれだけ「おれが好き」要素が揃っていても、残念ながら退屈だったんだなぁ。でんでんも出てんだけどなぁ。不思議なもんだなぁ。いや、そういうことは往々にしてあるので不思議でもないのだけれど、やっぱり不思議なのかな。
舞台は東京とジャカルタ。それぞれの「キラー」がネットを通じて……なんたらかんたら。いや、北村一輝はかっこよかった。警官の後ろで逃げ出そうとする女ぶん殴ってるところとか(ボケてて見えねえじゃん)、あとはクラブでの決めポーズとか。そんなキメキメな感じで全編ぶっ通しててくれたらナイスな作品だったと思う。でも、残念ながらなんかダレるところがある。ジャカルタのシーンが退屈なのか? あとはなんだろうね、北村と警官の台詞のやりとりとか、急になんか素人が喋ってるというか、撮っているような不自然さが出て、なんかそのあたりはやっぱり外国の作品なんやろうかとか思った。ようわからんが。
とはいえ、キレた北村一輝というのはワールドクラスやし、『ザ・レイド GOKUDO』とやらは面白いんだろうか。そう願いたい。
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……『皆月』の感想はなかったが、上の記事にこんなこと書いてあった。
来週はまたもやVシネヤクザパートという雰囲気で、何と言っても北村一輝登場。映画『皆月』(ASIN:B00005OO61)で吉本多香美を台所でやっちゃうシーン(いや、そのシーンだけというわけじゃないけど)を見て以来、ちょっと気になっている役者なのだ