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ホドロフスキーの代表作にして、伝説的なカルト映画として知られる作品である。前半は特に最強のガンマン「エルトポ」を主人公とした西部劇の体裁を取るものの、神秘主義や無常観が漂う前衛的な空気が見るものに強烈な印象を残す。
カルト的な映画とかなんとかいろいろあっけど、今観てみたら「まあ当時はびっくりしたかもね」とかそういうのあるわけじゃん。でも、そんなん突き抜けて「なにこれ?」って代物ももちろんあって、よくしらねーけど『エル・トポ』は後者なわけじゃん。
まずなんつーのか、主人公のエル・トポはかっこいいんだ。これは今の映画に出てきてもかっこいい。それで子連れ狼じゃないが7歳の子供と旅をしているんだけど、なぜかガキが帽子と靴以外全裸で、その全裸になんの説明もないあたりが「なにこれ?」でもって、そのガキも早々に捨てられて、よくわからんが、「砂漠にいる四人のガンマンを殺して最強になって」って女に言われて、四人のガンマンと対決するんだけど、四人ともガンマンじゃねえだろ、なんかその、東洋の仙人みたいなのが四人、最強すぎる四天王の個性、これにもう「なにこれ?」でもって、そっから話は急展開して、Wikipediaの表記によれば「フリークス」がいっぱい出てきて、なんじゃこりゃという(四天王の一人に使えてる二人組も両腕がない男が両足のない男をおんぶしてたりしたけど)。
まあ、そんなんで、なんつーのか、あらすじをWikipedia先生で読んだところで、いろいろと色あせないしろものであって、いやあ、あんた、せっかく生きてるんなら『エル・トポ』チェックしとけよ、とか思わんでもないのである。『ホーリー・マウンテン』? どうしようか。まあいいや、以上。
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……カルト・ムービーっぽいのってこのあたり? いや、もっとカルトなのもあるんだろうが、掘り下げるつもりはない。