今年観た50本の映画からおすすめを5本くらい紹介する

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読書の方はいまいちだったが、映画はいくらか面白いものを観ることができたように思う。ちなみに、というか、とうぜんのことながら映画館で観たものだけではなく、円盤で視聴したものを含む。

 

この世界の片隅に

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これはもう説明の必要はないというか、上のエントリを読んでくれたらそれでいい。「みんなが良い、良いというから、逆に観たくねえな」というような天邪鬼の人にも、「それでもいいから観てみてくれないか?」と言いたくなる作品だった。これからも上映館が増えていくという話だし、もしもなんとなく気になっている未見の人がいたら、ぜひ観てくれ。どんな感想を持つかわからないけれど、ともかく、ちょっとすげえんだぜ、おれはそう思ったぜって、そう思う。そして、予算の都合で削られた部分を補完した完全版なんかが出たら、おれはたぶん生活費を削ってでも円盤を買うのだろうと思う。期待してるぜ。

 

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

 
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

 
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

 

 ……原作もすばらしい。ちなみに、今日コンビニの漫画コーナーで売ってるのを見かけた。

 

シン・ゴジラ

goldhead.hatenablog.com

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『この世界の』ときて、『シン・ゴジラ』とくる。無難といえば無難、でも無難という言葉は似合わないくらい突出したところのある作品だと思う。おれは特撮、怪獣映画にはまったく疎かったが、『シン・ゴジラ』は楽しかった。庵野秀明は『ゴジラ』なんてやってないで、EVAをどうにかしてくれ、という思いも吹き飛んだ。IMAXのでかさも強烈だった。劇場に足を運んでよかったな、と思った。本当だぜ。

 

『エル・トポ』

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正直、そこまですごいファンになったかというと微妙だが、なにか心のなかに『エル・トポ』的なものが残っていて、こういうところで挙げなければいけないな、なんて思わせる代物。ともかく、なんというか、説明不可能、変な、変な映画だった。そして、主人公は無駄にかっこよかった。それだけだ。

 

『私の少女』

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今年知った俳優の中でとくに好きになってしまったのがペ・ドゥナである。ぺ・ドゥナはすばらしい。二番目に好きになったのは安藤サクラである。まあいいか。ともかく、『空気人形』も『ハナ』もよかったが、これを挙げておこう。

 

『ヤクザと憲法

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これはたまらんドキュメンタリー映画だった。ジャック&ベティが徒歩圏内にあってくれてよかったぜ、と思った。これもヤクザというものへの心理的距離感というか、そうものによって観るものの感想に差が出るものと思うが、まあともかく面白い。観られる機会は限られるかもしれないが(円盤になるのかしらん)、機会があったらぜひ、と。

 

ヤクザと憲法――「暴排条例」は何を守るのか

ヤクザと憲法――「暴排条例」は何を守るのか

 

 

『FAKE』

goldhead.hatenablog.com

ドキュメンタリーと言えばこれを忘れちゃいけなかった。映画本編とは関係ないけど、森達也監督と一言言葉を交わせたのもいい思い出だし、サイン入りパンフレットも宝物だ。もう、なんというか、こいつはよかったな。

 

FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

 

 で、今調べたら「ディレクターズ・カット版」なんか出てる。気になる。いまさら佐村河内守? とか思ってる人も、ちょっと観てみたらいいと思う。

……と、このあたりだろうか。あとは、なんだ、そうだな、タイトルだけ挙げとくか。

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このへんがおすすめです。以上。