一市民が書き残す新型コロナウイルス日記

※以下に記すのは感染症の知識も医学の基本も知らない一市民の覚え書きになります。COVID-19についての正確な情報をお求めでしたら、正確な情報が掲載されているページを勝手にお探しください。

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新型コロナウイルス(というのは今後正確性を欠くかもしれないのだが、COVID-19ってマスコミもあんまり使ってないよな)の発生だか日本への流入だかからどれくらい経ったろうか。年度末の忙しさもあって、いまいちわかっていない。

ただ、感染者数と比例してというより、それよりさらに情報量は増えまくっているようではある。高齢者が重篤患者になり、なかにはお亡くなりにケースもあるのだけれど、なんかいろいろの死者数とかと比べると、「そこまで騒ぐか」という気にもなってくる。これが致死率90%とかいうのなら、どんなに騒いでも騒ぎすぎることはないのだろうが(もちろんそんな死病にあっても政治家や医療関係者には冷静でいてもらいたいものだが、そんな都合のいい話もないか。つーか90%だったら人類滅亡かね)。

なんというのだろうが、不穏当なたとえになるが、対人地雷、それも殺さないくらいの威力の対人地雷が思い浮かぶ。一回の爆発で一人殺すよりも、足が吹っ飛ぶくらいにして、二人ぐらいの兵士が助けにくる方が、あわせて三人分の兵力を削ぐことができる。そんな具合の巻き添え感というか……。なんか違うか。まあいいや。

で、情報量が増える一方で、減ったというか、消滅したのがマスクとトイレットペーパーとティッシュペーパーだ。おまけに、昨日スーパーに寄ってみたら、米もなくなっていた。さらに卵も。特売でもないのに。偶然かな。あと、野菜は気候のおかげもあって相変わらずやすかった。なぜか豚肉があまり売れていないようで、急遽「レジで20%引き」をやっていた。これは新型コロナウイルスと関係ないか。しかしまあ、買い占めみたいなのは世界各地で起きているらしいので、人間みな似たようなものだ。主語が大きいか。日用品を私有するマネーで原則自由に購入できる社会の人間、みた似たようなものといったところか。ただ、国によってはパスタでありジャガイモであり我が国ではトイレットペーパーだ。

前のエントリーにも書いたが、個人的にはトイレットペーパーの備蓄(というと大げさだが、ずいぶん前にホームセンターで18ロール入りを買ってなかなか減らないのだ。というか、ホームセンターにはこんなトイレットペーパーが売っているのかと驚いた)はある。ティッシュはあと2箱。ただ、大量のティッシュペーパーがある場所を知っている。会社だ。新型コロナウイルスが流行るまえ、社用車のガソリン用になんかクレジットカードを契約したら、特典で一年分のティッシュを貰ったという。だれかがこの光景を見たら、「このアホな会社はティッシュなんかを買い占めてやがる」と思うことだろう。

ニュースと言えば、あれだ、東スポに「中日が700万かけて空気清浄機を導入」みたいなこと書いてあったけど、効果あるのかな。その野球もオープン戦は無観客、シーズン開幕後どうなるかはまだ未定。Jリーグは早々と試合中止を決めた。競馬も無観客で、川田が北村友をどなりつける声をテレビが拾う始末(でも川田が怒ったおかげで降着になっておれの馬券が外れから当たりに化けた)。場外も閉鎖ということで、売上どうなるかと思ったら、中央競馬はもとからネット購買者率が高く、また新規加入者も多かったとのことで、売上3割減くらいだったか。一方で競輪は売上1/3という記事を見かけた。主要ファン層の年齢差があるのかもしれないし、競輪には競輪の、生観戦でなくては買えないよという理由があるのかもしれない。

身の回りの話にもどす。身の回りに感染者はいるか? おそらくノー。が、一人、ホット・ヨガに行った人間がいる。まだ、密閉された換気の悪い空間……と明言されていない段階だったが、おれはいかにもまずいと思い、「一週間我慢できませんか? こんな零細企業、一人罹ったら潰れます」とまで言ったのだが、聞いてくれなかった。そのホット・ヨガの系列店が鎌倉で感染者の利用が判明。鎌倉市役所がえらいことになっているとわかったのは昨日のことだ。そのホット・ヨガは当分営業を見合わせるとのこと。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議|厚生労働省

これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていません。
一方で、一定条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。 具体的には、ライブハウス、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント等です。このことから、屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で、一定時間以上交わることによって、患者集団(クラスター)が発生する可能性が示唆されます。そして、患者集団(クラスター)が次の集団(クラスター)を生むことが、感染の急速な拡大を招くと考えられます。

しかしまあ、具体的に名前が出てしまった業種は大変だろうな。まあ、「事例」なのだから仕方ないが。とはいえ、ここから敷衍して考えてしまうのは仕方のないことで、「雀荘がだめなら将棋道場はどうなんだ」みたいな話になる。ネット上では一般的に嫌われている「パチンコ屋」も挙げられている。

が、なんといっても「満員電車」への不安が多く見られる。それに触れられていない不満が多く見られる。もっともな話だ。ただ、一素人のおれ思うに、この首都圏の通勤民族大移動が毎日行われているのに、体調を崩している人間が増えているという話が……少なくともおれがニュースなどを読む限り、ないような気がする。もちろん「まだ」ないというだけかもしれないのだけれど。でも、100人のライブハウスで一気に3人とか考えると、ひょっとしたら満員電車は比較的セーフなのかも? などと思ったり。思ってるだけですよ。お疲れさまです。

あとはなんだ、学校の全国一斉休校か。日本医師会が「地域に応じて」と申し入れた日の夕方に、首相が「全国」宣言したのだっけ。専門家委員会も寝耳に水。その後、国会のやりとりで専門家の意見を聞いたわけでない、自分の決断だ、みたいな。なんかわからんが、それでよくやるよなという。これが正解かどうかは後になって……わかるのだろうか。いずれ収束するとして、「全国一律休校のおかげで早く収まった」と言われたら……。まあ、なにか科学的な分析みたいなものもあるのだろうけれど。けど、いずれにせよ後知恵のくせにスペイン風邪はねえだろと思う。

そうだ、「いずれ収束」だ。これだった。ゴールを設定していない戦いというのはよくない。それこそ第二次世界大戦大日本帝国がやらかした失敗だ。基本再生産数がいくらかの基準を下回れば……みたいなやつだろうか。いずれにせよ、「これこれこういう状態になったら収束とします」としないと、きりのない自粛で経済が大崩壊しちゃうんじゃないのかとか心配しているんだけど。でも、目標設定して達成無理かも、無理だわ、無理でしたとなったら、後がない。難しい。

というか、まずは薬だろうか。まずではないか。よくわからんが、しかしCOVID-19用の新薬開発、あるいはなんかの既存薬が効くという発見、その決定打。これがないのが、あるいは底抜けの不安につながっている面がないとも言えないような……なので個人的には検査してもそんなに意味ないのでは、とか思うが、この病気の症状に似た情況の人が悪化してやまないとなるとやっぱりその場合検査はしてほしいかな。

あーそうだ、個人的な予定として、今月末にくるりが横浜でライブやるのでチケット買ってたんだ。そのころどうなってんだろうね。それとなんだ、なんかちょっと今は映画館には行きたくないかな、というあたり。個人的に、なんとなくね。

ま、そんなところで、2020年3月3日です。

以上。

 

免疫の意味論

免疫の意味論

  • 作者:多田 富雄
  • 発売日: 1993/04/30
  • メディア: 単行本