フェブラリーステークスどうするか問題

競馬の天才! Vol.41

『競馬の天才』3月号でフェブラリーステークスの記事を読んでいてたら、「サウジカップにダートの超一流馬が遠征してしまい、フェブラリーステークスがスカスカになる問題」についていくつか語られていた。

サウジカップ……そういうのもあるのか。というか、ある。世界最高峰の賞金水準。1着賞金11億円。5着でも1億円を超す。掲示板に入れば(サウジの掲示板が5着までかはしらんが)ほぼフェブラリーステークスの1着賞金額と同じだけ稼げる。なんかもうすごいことになったら、いきなり11億円、2着でも4億近い。

そりゃあなんだろうね、「日本のダートと呼ばれるものと外国のそれは違う」とかいったとしても、日本ダート最強馬持ってる馬主が「いっちょ行ってやろうか」と思ってなんの不思議もない。

不思議もないのでフェブラリーステークスただもらいに近いと思われているテーオーケインズ、そしてあのブリーダーズカップ・ディスタフを制覇したマルシュロレーヌが参戦する。ついでに言うと、ホープフルステークスから買いつづけているステイフーリッシュもサウジの長距離戦に行く。それは馬券売らないよな。

ふーん。

まあ、なんだ、馬券というのは最強馬がいればいるほど面白いというわけではない。実力伯仲、悪く言えばどんぐりの背比べみたいな方が馬券的妙味があったりすることもある。

……あるのだが、馬券で食ってるプロならばともかく(プロならば勝負所と見たらローカル1勝クラスにぶちこんだりもするだろう)、レジャー程度に趣味として見ている立場としてはやっぱり強い馬がたくさん出てくれたほうが楽しい、というアホみたいに単純な発想も出てくる。

すると、今年のフェブラリーステークスなんかも、なんかいまいちなメンバーに見えてきてしまうのである。それは面白くないし、毎年のことになったらさらに面白くない。ただ、時期をずらすのも難しい(フェブラリーという名前のせいでなくても)ところもあったりし、さあどうするんだろうね。少なくとも、フェブラリーステークスも1着11億円やで! というわけにはいかない。

ジャパンカップの立場問題など、JRAもいろいろテコ入れは必要かもしれない。ただ、なんだ、おれの趣味的なことをいえば、「牡馬牝馬クラシックは現状維持」、「天皇賞(春)は現状維持(距離短縮反対)」、「古馬中長距離戦線の最高峰は東京芝2400mであるべき」だ。たぶん、そんなところ。「3歳にもスプリントG1を」とか、そのあたりはそこまででもない。

まあ、そんなフェブラリーステークス、今年はどうしようかね。

フェブラリーS(G1) オッズ | 2022年2月20日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

まるで見当ついてないね。応援しようという馬もとくにいないしね。スワーヴアラミス前走ありがとうとかあるけど、今回は条件がどうなのかね、とか。テイエムサウスダンなんかも、サウスヴィグラスが東京マイルのG1いけるのか、というような気もするし。ソダシはダートいけるぞ、いや血統のわりにはいけないぞ、という意見も割れているうえに、どうも気性がよくなくなってるんじゃないのという気もして、まあわからん。カフェファラオはどうも信頼できないし。ソリストサンダー、とかになるのかな。エアスピネル? あ、そういえばエアもダイワも跡継ぎの方は馬主業撤退方向らしいな。まあいいや、なんか、こう、ピンとこないな。困った。ならもう、ダイヤモンドステークスにガツンといくか? それはそれで……。

などと、たまには、週の半ばに競馬のことなど書いたりする。以上。

 

白いな。