ジンギスカン鍋を買ったらカセットコンロとボンベまで必要になった話

 

人生で初めて和食さとの「さと式焼肉」を頼んだら、パニックに陥りそうになった!

自炊にジンギスカン鍋ありじゃないか、と、あまり関係ないことを考えた。

2022/08/13 17:12

 

「和食さと」という店の「さと式焼肉」についての記事である。そこに出てきたのが、ジンギスカン鍋であった。おれの興味はジンギスカン鍋に向かった。「ジンギスカン鍋ならば、焼肉と蒸し野菜を同時に楽しめるのではないか?」と。

 

蒸し野菜は蒸す。肉も蒸す。おもに、鶏のササミを蒸す。蒸したササミはおいしい。が、「肉を焼く」、「焼いた肉」というものも悪くないかな、と思った。なにかわからないが、ジンギスカン効果によって回りの野菜がいい感じにしっとりするなら、それもいいだろうと思った。おれはAmazonで「ジンギスカン鍋」を調べた。

 

 

 

アルミでフッ素加工のジンギスカン鍋、パール金属、これである。「カセットコンロ専用」というのはよくわからないが、IHに対応していないということだろう。そう思って、おれはこれをすぐにポチった。

 

が、違うんだよな、カセットコンロ専用を銘打っているのは。

Siセンサー付のガスコンロでは使用できません。Siセンサーのついていないガスコンロや、卓上カセットコンロで使用してください。

自分の使ってるガスコンロなんて、なんかすごい安物だし、なんとかセンサーとか関係ないと思っていたんだよな。でも、違うんよな。Siセンサーって、上になんか載ってるかどうかを識別するための、あの出っ張り棒のことなんよな。

 

日本LPガス協会(Japan LP Gas Association):LPガス機器:家庭用:Siセンサーコンロ

 

これな。これ、さすがにおれの使ってるガスコンロにもついとる。

でもってな、おれの買ったジンギスカン鍋。

出っ張ってる。

 

 

その分、凹んどる。これが盲点であった。凹んでいる分、Siセンサー棒が届かん。火がつかん……。

 

買うしかないか、カセットコンロ。思えば独身単身生活二十年、カセットコンロを買おうと思ったことがないわけではない。が、「なんか爆発しそう」という先入観によって、手を出したことはなかった。とはいえ、役立たずのジンギスカン鍋だけあっても仕方ない。それに、会社の人たちが「カセットコンロは防災用にもいい」という。爆発するのに。でも、買うか、となった。

 

 

買ったのはこれである。カセットコンロはIWATANIという名前を知っていたが、売り切れていたり、高かったりした。そこで、「コン郎」ならいいんじゃないかと思った。東海って、あれだろ、ライターとか作ってるメーカーだろ(違うかもしれない)。まあともかく、「コン郎」かわいいからいいだろ、というところだ。なにか信頼感があるに違いない。爆発しなさそうだ。

 

もちろん、ボンベも「コン郎」にした。IWATANIのボンベでも使えるようだが、カセットコンロ初心者がそんな危険はおかせない。爆発する。「コン郎」のボンベも買った。

 

 

して、これを揃えるのに一週間くらいかかった(ボンベはYodobashiを使ったりしたので)。ようやく、おれは、ジンギスカン鍋で、肉を焼ける。が、テンションは上がらない。爆発したらどうしよう? 机の上で着火して、なにかに燃え移ったらどうしよう? しかし、カセットコンロの爆発事故といえば、文化祭で二台連結したとか(絶対駄目)、そんな話だ。普通に使う分にはいいだろう……。

 

 

というわけで、ちょっと奮発して買ったラム肉と豚肉を焼いて、回りには野菜を配した。タレは100円ローソンで買った焼肉のタレである。これはナンなのか? ジンギスカン鍋を使った焼肉的な何か、であろう。幸い、爆発も引火もしなかった。焼いた肉は久々だったので、「あ、焼いた肉だ」と思った。それだけである。

 

おそらく、都市ガスに比べてカセットコンロ用ボンベは割高ではあろう。でも、そこまですごく高価というわけでもない。今しばらくは、ジンギスカン鍋とカセットコンロを使ってやろうじゃないか。カセットコンロはジンギスカン鍋以外にも使い道はあるはずだ。爆死したらそれまでだ。さあ、やるぞ!

 

(というわけで、東海の「コン郎」とパール金属ジンギスカン鍋は「使えた」わけですが、まあそのあたりは各自お調べになってください)

 

以上。