さて、帰るか

「年末年始は毎日外出するぞ」と決めて、二十九日の休みから毎日外に出てきた。もちろん、「スーパーで買い物」でも「ちょこざっぷに行く」も外出のうちだ。

 

ちなみに弊社の休みは一月五日まで、だ。ということは三連休とあわせてすごい休みになる。社長だけ一月五日から始業だ。

 

……はずだったが、もう五日になって行くところがなくなって、まあスーパーで買い物しなきゃいけないのもあって、ついつい会社に来てしまった。午後三時過ぎだ。まあ、溜まっていた迷惑メールの処理でもするかと思っていたら、なんか休業中に来ていた仕事などをやってしまって、普通に働いた。

 

あ、一月一日に届いていたお恵みもののノンアルコールいただきました。ありがとうございます。

減酒やってて、正直3%の低アルコール飲料より、ノンアルコール飲料のほうが飲むことが多い。3%でも少し酔う。変なふうに酔うこともある。だったら、ノンアルをしこたま飲むかということになる。この休みの間に見たテレビで、フットの後藤だったか、子供ができて酒を控えるようになって、一日四リットルもノンアルを飲んでいるとか言っていたように思うが、その気持にはわかる。

 

年末年始のテレビのことを少し書いておく。

 

令和ロマンが冠の単発番組が一つあった。収録はM-1より前。いろいろなカルチャーについて話し合うという内容で、なるほどやっぱり髙比良くるまは頭がいいというか、分析できる人なんだな、と思った。

 

なかでも「今後バズるリメイクは?」という内容で、上の世代だけ対象にしていて若者は悔しくないのかと永野に言われて「上の世代は時代の歪みでまったく恵まれていないから、せめて子供時代のフィクションに浸らせることぐらいはしてあげないと可哀想」みたいなこと断言。永野に「おまえは才能もセンスもあるけど、たった一つ愛嬌がまったくない!」と指摘されていたっけ。

 

その番組で、やはり永野と漫才のネタの話になって、「センスのある尖った人相手にネタを作っているのか?」と聞かれて、「漫才は大衆のものだし上の世代にわかるように作っている。若者向けには単語を適当に散りばめておけばいい」というようなことを言っていて、そうかーとか思った。

S-1より注目! 2023年M-1グランプリ感想 - 関内関外日記

一つだけ思ったのは、「日体大の集団行動」とか「新しい学校のリーダーズ」とか、おれはかろうじてわかったからいいが、知らない人には刺さらないだろうな、と。少女漫画のパン衝突はだいたいみんなわかるという前提だろうが、そのあたりどうなんだろうね。でも、万人に刺さるのはむずかしいし、それでは薄くなってしまうのかもしれない。

 

おれがM-1で令和ロマンの一本目について思ったのはこんなこと。たぶん、集団行動も新しい学校のリーダーズもぎりぎりわかるだろうという計算があるのだろうし、わからなくても「転校生とぶつからない」という基本のところからおもしろく作ってあるんだろうな。

 

新しい学校のリーダーズといえば、紅白歌合戦でトップバッターをやっていたっけ。はっきりいって大晦日の民放各社の番組のラインナップはひどいもので(おれにとっては)、今年はがっつり紅白を見た感じがする。一番良かったのはYOASOBIの「アイドル」で、まさに圧巻。まあ世間でも言われているのでいいだろう。とはいえ、ほかによかったのは10-feetかな。けん玉は「あ、失敗した!」って思ったのに続いていたので不思議だった。

 

けん玉といえば「クイズ☆正解は一年後」。「紅白の前日にけん玉の世界記録を塗り替えてしまおう」という企画があって、しかしながらこの番組のレギュラーである有吉弘行とバカリズムが紅白側の人間になっているという。もちろんけん玉はそうそうに失敗。

 

まあしかし、おれはこの番組好きだよ。一年に一度しかないけれど、一年で一番楽しみな番組だといっていいよ。とにかく、ベテランの手練たちがボケにボケを重ねていく大喜利のノリは他では見られない強烈さがある。言いたい放題が許されている面子ということもあって、これはお祭りだよな。くっきーの「サザエさん予告」も腹筋痛いくらい面白かったしな。あと、芸能界のスキャンダルをあれこれ平気で言うが、フジモンがモザイクというのも美しい展開だった。

 

それにしてもあれだな。有吉チームとかのインスタグラムビンゴの頑張りとか、案外みんなこの番組好きだろってのがあって、早くも来年が楽しみだ。

 

あとはなにがあったっけ? ああ、大晦日にもボクシングがあった。どっかのネット配信で井岡一翔。本人の希望かなわず格下との対戦になったが、井岡がテクニックの格の違いを見せて圧勝のKO。

 

ここで井上尚弥の名前を出すのは違うだろうと言われるかもしれないが、まあべつに井岡と井上を比べてどうという話ではないので許してほしい。あれだな、井上の圧倒的なパワーが階級を上げるとだんだん通用しなくなってくるみたいな話もあるが、井上には圧倒的なテクニックがある。なので、本人の意向がどうかわからないが、さらに上の階級でもテクニックで勝てるんじゃないのか、みたいなことを思った。もちろん井上のKOが見たいのはあるが、上の階級でテクニック判定勝ちする、というのも見てみたい、とか。

 

井上といえば、井上の試合の前の試合。日本バンタム級のタイトルマッチ。これがすごい試合になって、ほとんど挑戦者が優勢に試合を進めていたのだけれど、チャンピオンが意地で四回ダウンさせて勝利。こんな試合見たことない、と思っていた。挑戦者はわりと余裕に見えたのだが、試合後は足がガクガクしていたので、ダメージも大きかったか。

 

……とか思っていたら、その挑戦者の穴口一輝選手が試合後に開頭手術を受けて意識不明という記事を読んだ。いま調べてみても続報がない。無事を祈りたい。

 

あとはなんだっけ。ザ・コンプライアンスで渡部建がキー局復帰とかはおどろいたな。「脱力タイムズ」はこういうことをやる。まあ、しょうもない話だ。なんかしょうもないな。

 

というか、テレビはいまさら『VIVANT』の一挙放送の録画を一気に見たりしていた。バルカに行って、日本に帰って、さらにバルカで、そのさらにバルカのあたりが、長編ミステリー小説の意外な展開のようでおもしろかった。なんかみんな都合よく日本語わかるのも、まあいいじゃねえかってなった。あと、堺雅人がもう五歳でも若かったらもっとぴったりだと思ったが、まあそれもいい。徹夜で一気に見るくらいなのでおもしろかったんだよ。ただ、やはりいくつかネタバレを被弾していたのはあった。というか、年末になって不意打ちをくらったのがあって、書いた人には遺憾の意を伝えて、その後、和解に至っている。まあ、今さらの話だからいいんだけど。

 

あとはなんだ、2023年の振り返りみたいな記事はわりとがんばって書いたので、よかったら読んでください。

 

さて、帰るか。

 

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