iPhone XSの年収は? 恋人は? iPhone SEからの乗り換えは? BIGLOBEモバイルの対応は?

というわけで、タイトルの通り、「おれがiPhone XSを買った7つの言い訳」を書き記そうと思う。

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iPhone SEの終わり

iPhoneの新ラインナップ発表と同時に、いくつものSE追悼記事が出た。いくつもそれなりの話題になっていた。もう、SEのサイズの後継機は出ない、そう確信した。もちろん、おれの愛機もiPhone SEだった。「子供の手みたい」と言われるおれの小さな掌にもしっくりきた、それでも確かな性能を供えていた名機。だが、おれのSEはバッテリーも弱まり、マナーモードスイッチにも不良が出てきた。もう限界だと思った。そして、買うならなんだろう? Appleは一機種を長く使えという。現時点で一番長く使える可能性があるのはなにか? 当然、最新ラインナップのなかのXSだろう。MAXは否定されている。

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いまさらAndroidを使う気にはなれない

おれはAndroidを知らない……と書いたとたん、貧者のiPadであるAmazonのFireを使ってることに気づいたが、まあいい、ともかくおれはガラケーからiPhone 3GSに移って(そのために当時AUからSoftbankに移りもした)、それ以来ずっとiPhoneである。iPhoneで後悔したとか、苦労したとか、そういう経験がない。これはたいしたことのように思える。なにせ、Appleの製品といえば、大昔にMacintosh LCIIに出会って以来、爆弾の連続だったからだ。ところが、iPhoneときたら、安定しているじゃないか。その上、なにか困ったことがあったらネットに情報が溢れている。悪くない。

一方で、Androidというと、まず機種のメーカーに左右されるものだろうし(最初期の国産スマートフォンの出来の悪さに対する評判が今に影響していないといったら嘘になる)、ケースだとか、そういったものにも不自由するかもしれない。

というか、おれはもうおっさんなのだし、今でも毎日仕事でiMacを使ってるのだし、いまさら新しいOSに相対する気持ちが萎えている、いや、無い、というのが大きい。おれの用途からすれば、低価格なAndroid機で十分なのはわかっている……。

 

スマートフォンは生活にとって最重要家電だ

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それにしても、iPhoneの新ラインナップが高いというのは認めざるをえない。というか、低収入、低貯蓄のおれからすれば十二分に高い。が、おれの生活においてスマートフォンとはどういう位置づけだろうか。それはもう、肌身離さずの存在であって、朝のアラームからメール、SNS、ネット閲覧、ラジオ、馬券購入……たいした用途じゃないが、ともかく必要不可欠なのだ。とうぜん、固定電話など持っていないのだから、自分の身を証す電話番号を司る存在でもある。これに金をかけてもいいんじゃないかと思った。自宅パソコン(DELL)、10年もののテレビ、書き込み機能の失われたBlue-rayレコーダー(HDへの録画は可能)……それらより優先すべきじゃないのか。想像でものを言うが、自動車が必要不可欠な地域に住む人が、少しでもいい車を求める心境、そんな感じである。日用品だからこそ、ちょっと無理していいものを買ってもいいのではないか。これである。

支払いは一括で

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おれはiPhone XS 256GBを一括で購入した。分割払いという発想はなかった。幸いにして、今、一括で買える金がある。ならば、一気に自分のものしてしまうのが楽だ、気が楽だ。この先、月賦を払っていける保証はない。だからこその一括だ。ともかくおれのものだ。安くはない。だが、もう完全におれのものだ。毎月一万何千円取られ続けるのは苦痛だ、重荷だ。それが、歪んだ貧乏人の発想である。

 

ちょっといいコンデジが欲しかった

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おれは一応カメラに興味がある、というか趣味の一つではある。とはいえ、持っているカメラはα65という中途半端な位置づけの機体であり、それに古い古いミノルタの安いレンズを付けて面白がっている、という程度だ。もう、ソニーAPS-Cの新しいαマウント機など出す気もないだろう。まあしかし、おれにはα65で十分だ。

とはいえ、一方で、やはりα65は今どきのミラーレスなどに比べて大きい。そこで、なにか明るいレンズのちょっといいコンデジが欲しい、という気持ちは持っていた。わりと長く思い続けていた。

そこに来ての、iPhone XSである。おれにスペックやなにやら詳しいことはわからぬが、ともかくカメラがよくなった、という評判、あるいは良くなったのはカメラくらいだ、という評判を見かけた。おれにとっては、いい情報、あるいは悪魔のささやきであった。10万のコンデジを買うなら、「ついで」でなにやら高性能なカメラがついてくるXSはいいのではないか? ということだ。なんなら、半額はカメラを買ったことにしよう。そうすれば、総額もわりと常識的な値段だろう、ということになる……はずだ。ちなみに、64GBではなく背伸びして256GBを選んだのは、積極的に写真、あるいは動画など撮るかもしれない、などというさして確信も必要もない理由による。

ちなみに、個人的な趣味として下手にHDRが効くより黒は黒で塗りつぶしてほしいが、白飛びは嫌いだ。このあたりは、設定や調整でどうにかなるのだろうか。まだわからない。

 

移行作業はどうだったの?

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ちなみに、iPhone SEからの移行はどうだったのか? 利用しているMVNOビッグローブモバイルの対応はどうだったのか? これについては、至極簡単だったと言っておこう。もちろん、ビッグローブの公式サイトでXS対応を確認してからの購入だ。だが、移行は少々面倒かな? と思ったが、これが簡単だった。iTunesにつなぐまでもなかった。起動させると、「近くに利用中のiPhoneがあるか?」的な質問が出てきて、「はい」言うと、謎の動画コードが出てきてカメラで認識しろとか言う。それで認識させると、勝手にSEの内容をXSにコピーしはじめた。そして、終わった。iOSのいつからの機能かしらないが、あっけないほどだった。

その作業を始めるまえ、おれは「SIMカードを先に差し替えておくべきなのだろうか」などと思っていたが、その隙もなかったといっていい。ともかく、いきなりXSは会社のWi-Fiに接続されてしまった。あとはSIMだ。とりあえずSIMを抜き、SIMを挿した。

faq.support.biglobe.ne.jp

このページにはこう書いてある。

ホーム画面「設定」→「一般」→「プロファイル」をタップし、インストールされているAPN設定プロファイル(「biglobe LTE・3G」「BIGLOBEモバイル」など)を削除する。

これが、見つからない。新しいiOSでは違う場所にあるのか? 調べてみたがよくわからない。よくわからないから、思い切って「BIGLOBE APN 設定プロファイル」というのをダウンロードして、インストールした。するとどうだろう、すんなりいったみたいだ。Wi-Fiを切って、ネットにつなぐ、つながる。会社の固定電話からかけてみる、着信音が鳴る。時報に電話をかけてみる、つながる。問題ない。問題ないのである。キラキラ光るUFOを見た。よかった。

 

それで、使い勝手はどうなの?

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で、使い勝手はどうなの? ということになる。というか、途中から「買い替えの理由」ではなくなってるな。まあいいか。今日はたまたま近場への手納品があり、昼休みに設定し終えたばかりのXSを持って出た。まず、ポケットに入れてみて重みを感じる。シャツの胸ポケットに入れてみるに至っては、はみ出しすぎてなんか不安、というレベル。まあ、SEからのいきなりの大型化、このあたりはどのあたりのサイズを使っていたか、によって感想は異なるだろう。

それで、適当に写真を撮りながら歩いたのだが、手に持った感覚もでかすぎると言わざるをえない。おれはSEですら両手で操作が基本だったのだが(それが理由で大型化に踏み切ったとも言えるが)、左手で握るだけでも少し疲れる。まあ、慣れだろう、ということにしておく。

あと、懸念していた物理ホームボタン廃止、指紋認証廃止だが、これについてはとくに問題を感じなかった。むしろ、顔認証があまりにもすんなりいきすぎるので、「本当に認証しているのか?」と疑わしくなるレベル。もっとも、顔認証したらいきなりアイコン整列のホーム画面に移行してもいいように思えるのだが。あと、とりあえず物理ホームボタン押しておけばホームに、という利便性。これについては心配もあったが、「下からスワイプ」にすぐ慣れそう。というか、これについては慣れた。問題ない。むしろ、仮想的なホームボタンがあるよりずっといいように思える。少なくとも、おれには。

 

まあ、もう買ってしまったのだから使うしかない

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まあ、なんだかんだ言って、もう買ってしまったのだから使うしかない。モックすら見ずに買ってしまうあたりはやや軽率あるいは軽躁なのかもしれないが、ともかく買ってしまったのだ。そして、これは半ば断言できるが(断言を半ばするというのはどういうことだろうか?)、おれはこのiPhone XSの全機能を使い切ることはないだろう。それは、SEについてだって同じだった。でも、もう現代的なガジェットというのはそういうものなのだと割り切る。割り切って使う。

幸いにして、各アプリケーションの引き継ぎも終わったらしい。LINEだけ少し面倒だっただけで、あとはまあ勝手に設定が引き継がれるか、パスワードを思い出すだけでよかった。まだSEも手元にあるし、初期化もしていないし、なんかあったらどうにかできるだろう。

して、SEはどうしよう。とりあえずなにかのために一週間かそこらは手放せない。その先は? 売るにしても物理的にマナーモードスイッチが壊れている。これは、いずれ会社のラジオ(radiko)用にとっておくか。ちなみに、今ラジオとして用いているのは、おれの初代iPhone、3GSである。いったん接続が切れると、再起動に時間がかかるが、まだ使えてる。バッテリーは充電しっぱないしじゃないと話にならないが、まだ動いている。これがいつまで動くのかは興味がある。完全に壊れたら、SEをラジオにしようか。それまでは、うーん、なにか、自宅のWi-Fi環境下でのなにかに使おうか。そんなところだ。

 

最後に、カバーのこと

 

最後に、ケースのこと。「ケースなど不要」、あるいは「邪道」という人も多いだろうが、おれはiPhoneをよく落とす。落とすだけならまだしも、座椅子やベッドの上に放り投げたつもりが着地点を誤る、あるいはバウンドするなどということを多発させている人間である。でかい機体が一回りでかくなろうと、本体デザインの薄さや美しさ(美しさがあるのかはわからない)が損なわれようと、ケースは必要なのだ。

そして、おれが選ぶのはSwitchEasyのケース。初代の3GSでたまたま使い始めてから、その堅牢さに助けられてきた。そう思っている。すくなくとも、画面バキバキになったりはならなかった。これは験担ぎに近いが、今回も上記のケースを買った。なにか知らないが米軍のなんたら規格だ。でかいのが一回りでかくなるが、これは許容する。ただ、画面のカバーはついてこなかったので、そこはiPhone自体の強固さを信じよう。無論、ちょっとだけカバーが出っ張ってるというメリットあってのことだ。iPhoneもいいが、SwitchEasyもいいぞ、と言いたい。むしろ、iPhoneより自信をもって勧められるくらいだ。XSにも対応している。というか、はめ込むのに力を要したが、それだけ堅固なのだと思うことにする。

 

 これともちょっと迷ったけど、米軍なんたらを優先した。お守りだ、本当に。だって、Apple Careとかいうのにも入っていないし、ね。

一週間くらい使ったら、またなにか書くかもしれない。とりあえず、以上。