iPhoneを売りに行くことなど

おれは先日iPhone14 Proを買った。使っていたXSはどうしよう。下取りに出そう。と、思ったら、Appleの下取りは収集場所と身分証の住所が同じでなくてはならない、いや、非対面の中古品売買はそうでなくてはいけないのか。面倒なので、Appleは諦める。

では、別の買取を、と思って検索したら、ゲオのモバイル買取がiPhone買取額アップ中なので、申し込んでみる。今度は通過した。と、思ったら、梱包材発送前日になって、身分証の住所二つある(健康保険証)けどどうなってますか? と、メール。やっぱりだめか。「もし、なにかべつの証明(自宅への公共料金支払いのなんたらとか)が必要ならアップします。どうしてもだめならキャンセルでお願いします」と返事。したら、「自宅住所ありがとうございます。お送りします」とメールがくる。ちゃんと読んでほしい。おれはちゃんと書いた。自宅だと面倒だからキャンセルだと。その旨メールしたら、ようやく「キャンセルいたします」と来た。……ら、佐川急便が集荷に来たけど不在だったよーって不在票が入ってて、キャンセル処理できてねえの。しっかりしろ。

 

 

そんで、どうしようかって、そこらのiPhone買取屋さんに持ち込むかということにした。対人で物を売るのに慣れていないので、できれば避けたかったがしょうがない。検索して一番近い店を選ぶ。サイトで想定買取額を見る。24,450円と出る。まあ、あてにならない。

 

買取手順としては、まずメールフォームから問い合わせて、その店舗のだいたいの金額提示を受け取り、オーケーなら店舗での査定に持ち込む、というものらしい。しかし、メールフォームにおれの行く店舗名がない。しかたないので電話した。だいたいの査定を聞くと18,000円……と、予約を入れる段階で「あ、申し訳ありません、違う機種を見ておりました。13,000円から15,000円になります」と。うーん、半額くらいになりつつある。でも、面倒なのでもういいか。一応そこの近所のべつの店見てみたら、そんなもんだ。

 

というわけで、夕方、競馬を終えたおれはiPhone買取屋を目指した。

 

目指せ、目指せ伊勢佐木町伊勢佐木町ブルース。

 

あ、iPhone 14 Proですか? なんか……なにが違うのか……。カメラのズームとかナイトモードとか? そんなに速くなったという印象もなく……。すこし画面は大きくなったかな。

 

じゃあ、買い替える必要あったのかい? と言われると、あんまりなかった。ただ、もうそろそろ新しいのにしたいというあいまいな目的ということになった。なんというか、「この秋に替える」と決めていた。それだけ。

 

なんかいろいろな店の代理店をやっているような店についた。中に入ると、カウンターにはだれもおらず、奥のテーブルで男女二人がパソコンに向かってなにか仕事をしていた。奥の方には業務用大型プリンターらしきものも見えて、なんだかよくわからない。ここでいいのかな? と、思いつつ、「あのー、iPhoneの買取に……」と言うと(正確には、おれは売却するのだが)、「少々お待ちください」と内線で連絡して、担当者の男の人が出てきた。

 

さて、査定。しばらくお待ち下さい。椅子に座って待つ。iPhone XSMacBookにつないで、いろいろ調べている。呼び出し音とか鳴らしたりしている。なにかそういうアプリがあるのだろう。

 

おれはといえば、見ないで出てきた競馬の最終レースの結果をチェック。これが二場で本線的中。なにかインチキ業者みたいだが、おれの最終レースの的中率、回収率はこのところすごいものがあって、今日も最終で大逆転。なんで最終ばかりこんなに当たるのだろうか。

 

と、査定の方は進み、奥の方からなにか拭くやつを持ってきて、一生懸命裏面をこすっている。はて、裏面に傷とかあったかな? 一応ピカピカに磨いてはきたが。

 

で、終わりました、と。「お電話では13,000円、うまくいけば15,000円と言いましたが、裏面にうろこ状の……なにか汚れのようなものがあって、ほかに隅などに傷があるのでCランクで10,000円になります」とのこと。

 

「あ、いいです、それでいいです」とおれ。よく考えなくてもXSは何世代前の機種だ。価格がつくだけでもありがたい。さすがに5,000円だったらほかを当たってみようかと思うところだが、まあ10,000円ならいいだろう。

 

というわけで、申込書に色々書いて、万札一枚もらって署名して終わり。「なにかご不明点などは?」と聞かれたので、「あ、自分のじゃないんですけど、ものすごく古くて、もう初期化の方法もないiPhoneとか引き取ってますか?」と聞いたら、「ジャンク品の引き取りもしていますし、データがご心配でしたら、有料になりますがその場で物理破壊いたします」とのこと。女の人に教えてやろう。

 

 

というわけで、なんにもしないで一万円もらえた感じもあって、伊勢佐木モールをふらふら。ドンキで酒を買い、カルディで紅茶を買い、100円ショップで調味料を買った。あと、ユニクロとGUで「かっこいいジャンパー」を探したが、もう冬の厚いやつばかりでちょうどいいのがなかった。

 

そのあと、100円ローソンでカップ焼きそばと東スポなど買い込んで帰宅。ピザの日だったので、ピザを食べる。東スポ一面は田原成貴。本命馬がかぶった。どうしたものか。しかし、この感覚は清水成駿以来のものだな。

 

翌日は床屋に行った。そして、向かいのラーメン屋で塩ラーメンを食べた。「ささき」。けっこう美味しいと思う。

 

その近くの、古くからある三渓楼という町中華に行列が出来ていて、なにかで紹介されたのかと思ったら、今月閉店のお知らせが貼られていた。近所の人たちには長年愛されていたのだろう。

 

さあ、しかしなんだろう、昨日今日で一万円使っちゃったろうか。使ってないよな、たぶん。まあ、その分、競馬で勝てばいいのだ。そういうものである。