ひたすら少数の者のために手紙を書くがいい

今週のお題「ブログ初心者に贈る言葉」 すばらしい詩人の一人である田村隆一はこう書きました。 沖にむかってどこまでも歩いて行くのだ そしてひたすら少数の者たちのために手紙を書くがいい 「新年の手紙」部分 私が十年とそこらブログというものを書いてき…

新年のスタートで安目を売る

今年は死なないようにしようと思っている。なんとか2020年いっぱいまでは生きるつもりである。おれがこれほど前向きな言葉を述べるのは、じつに貴重なことなのである。 というわけで、2019年という年については、ひっそりと、息を潜めて、だれにも見えないよ…

赤ヘルかぶった長野久義はちょっと想像つかないのだけれど

はじめに目にしたのはスポーツナビだったと思う。正確な見出しは覚えてないけど、ともかく、広島が人的補償で巨人から長野獲得、というものだった。おれは普通に声を出してしまった。仕事中だぞ。 でも、そのソース、東スポである。半信半疑……と思いきや、か…

腰と精神

腰を据える、本腰を入れる、腰砕けになる……腰にはそんな慣用句がある。おっさんになって腰をやってしまって、あらためて「人間、腰よな」などと思う。なにせ「にくづき」の「要」だものな。 goldhead.hatenablog.com 年のはじめから、腰痛になった。四十路の…

新春! 腰を痛めて仕事始めの前に整形外科へ行くことになるの巻

神に誓って、おれに誓って、ベリヤに誓って、おれはなにも悪いことはしていない。間違った動作はなんにもなかった。ただ単に会社の駐車場の段差と呼べるかどうかという段差を越えただけだ。もう停車するのだから、スピードなんか出ているわけでもない。ほぼ…

チャールズ・ブコウスキー『指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け』を読む

酒を飲み 競馬をし 詩に賭ける以上に することもなし ブコウスキー詩集―指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け 作者: チャールズブコウスキー,Charles Bukowski,中上哲夫 出版社/メーカー: 新宿書房 発売日: 19…

エミリー・ディキンスンをちょっとだけ読む

シオランの『カイエ』を読んでいると、何回か繰り返し出てくる事柄がある。モンゴル、日本、そして詩人エミリー・ディキンスンである。エミリー・ディキンスンを賛美するというか、心酔しているというか、崇めているというか、えらい調子なのである。そこま…

正月から『若おかみは小学生!』を観て精神崩壊

ありがちな話ってので、悪の大魔王とか、不幸な身の上の悪鬼羅刹だとか、心を持たぬ殺戮コンピュータなんかに、正義の味方が力や技では勝てなくて、それでも、なんか愛とか慈愛とか、優しさに包んだりして、「わ、私にもまだ心というものが……」とかいって浄…

平成三十一年 初詣

桜木町北改札口野毛方面。出てみるとウォールができていた。 ウォールができていたというより、何かが取り払われてウォールのように見えていたのであった。ここから先、横浜駅までの遊歩道が整備されるとかいう話なのだっけ。 伊勢山皇大神宮どーん。なんか…

おれが『クイズ☆正解は一年後』をどれだけ愛しているのかを語るのはむずかしい

おれが『あらびき団』や『クイズ☆正解は一年後』をどれだけ愛しているのか語るのは難しい。 おれは普段、あまりバラエティ番組を見ない。お笑い番組、ネタ番組(どれだけあるのか知らないが)を見ない。それが、一年に一度、年末年始という形でどかっとくる…