おれが『クイズ☆正解は一年後』をどれだけ愛しているのかを語るのはむずかしい

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おれが『あらびき団』や『クイズ☆正解は一年後』をどれだけ愛しているのか語るのは難しい。

おれは普段、あまりバラエティ番組を見ない。お笑い番組ネタ番組(どれだけあるのか知らないが)を見ない。それが、一年に一度、年末年始という形でどかっとくる。普段、お笑い番組を見ていないおれには、それはもう一年ぶりに吸ったタバコくらい、頭にガツンとくる。べつにそのために普段お笑い番組を見ていないというわけではないのだけれど、本当に頭がやられる。

あらびき団』の「あら-1グランプリ」もすばらしかった。決勝に進んだ三組(四組)の中でも、スルメの芸と呼べるかわからない芸は、まさに『あらびき団』だった。ほかの三組のコントはほんとうによくできていて、べつの賞レースでも通用するように思えた。しかし、スルメ、なのである。この強烈さは、おれの腹筋を痛めてしかたなかった。

そして、『クイズ☆正解は一年後』である。おれにぴったりの、一年に一度の番組。有吉弘行、くっきー、ケンコバ、千鳥、おぎやはぎFUJIWARA、オードリー春日、あかつ……夢のような空間、時間。ろくでもない「一年の予想」。ろくでもない「アニメの次回予告予想」。ほんとうにろくでもなくて、毎年恒例のネタがあり、新しいネタもあり、ここまで素晴らしい時間があっていいのだろうかと思う。

過剰な表現ではなく、おれは心底そう思う。一年後に『クイズ☆正解は一年後』があるとすれば、あと一年は生きてみてもいいように思う。これがどのくらい本気で言っているのか、あなたに伝えるのは難しいと思う。また、キュートンが見たい、次回予告が見たい、そのあたりのことを、伝えるのは。

そして、年末の番組が終わると、元旦からテレビはなにか呆けてしまって、あまり面白くない。年末のテレビ、そこにだけ生きる価値がある。そう思えるのだ。